2025年7月6日(日) 2回小倉4日

 前半32秒5─後半35秒3。例年通りの前傾ラップとなり、前半が32秒5と速くなった分、後ろの組の競馬になった。ただ、前日の1勝級が1分7秒5の決着。レースレベルとしては少し物足りない感じも。ヤマニンアルリフラはプラス14㎏だったが、ほぼほぼ成長分。道中は中団の馬込みでの追走。4角でヨシノイースターの内のスペースを取れたことが大きい。直線半ばで前を行くロードフォアエースを交わすと、そのまま先頭でゴールした。「普段から調教に携わっている、所属厩舎の管理馬で重賞を勝つことができて嬉しい気持ちで一杯です」と団野騎手。

 ヨシノイースターは昨年と同じ②着での入線。「苦しい枠だったけど、ためながら運びました。この斤量でよく走ってくれました」と内田騎手。大外枠で外々を回らされる形、勝ち馬より3㎏重いハンデ58㎏を考えると強い競馬だったと言える。アブキールベイは勝ち馬の外を追走。勝負どころで離されたが、直線で脚を伸ばして0秒1差まで追い上げた。ヤマニンアンフィルは2馬身差の出遅れ。スタートの後手は痛かったが、内でコースロスなく運べたし、うまく馬群を捌いて④着に食い込んだ。6歳牝馬だが、今が充実期と言える。ロードフォアエースは差し決着のなか好位の外を追走して、直線で一旦は先頭。今回は体にも少し余裕があったし、後ろの組の流れになった分、最後に甘くなった。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。