2025年12月13日(土) 5回中京3日


前半60秒3─後半57秒3の後傾ラップ。ただ、2番手につけたピースワンデュックがかなり強気な競馬をしたことで、逃げたホウオウプロサンゲ、追いかけた7枠の2頭は苦しくなった。結果的にその後ろにいた差し馬勢の決着に。シェイクユアハートはこれが重賞初制覇。スタート後、周りを見ながらタテ長の隊列の中団に収まり、向正面で外めに進路を取って機を窺う。4角の手応えは十分。直線に入ると前を行くジューンテイクを目標に脚を伸ばし、最後は内のレッドバリエンテを交わして先頭でゴールを駆け抜けた。「早めに動いてくる馬がいると思っていましたし、いつも通りにしっかりと伸びて勝つことができて良かったです」と古川吉騎手。ずっとコンビを組んできた相棒との重賞勝ち。嬉しさも一入だろう。
レッドバリエンテは終始内でコースロスのない立ち回り。その分もあって、直線は内から脚を伸ばして一旦先頭。寸前で差されたが、惜しかった。屈腱炎での長期休養明け2戦目で文字通り一変。ジューンテイクは緩い流れのなか序盤は中位の後ろで運び、向正面では抑え切れないような感じで外から勝ち馬をパスして好位直後へ。トップハンデ57㎏を背負って③着。重賞勝ち馬の地力は示した。1番人気ファミリータイムは⑦着。連勝中は1000m通過62秒1、63秒5の流れを先行する形。やはり重賞だとレースレベルが違うし、今回は馬込みでの競馬で力んでいた。それでも0秒5差。今後の糧となる一戦。
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。







