1月11日(日曜)に中山競馬場で行われた第42回GⅢフェアリーS(芝1600m・3歳牝馬・馬齢重量・晴れ・良馬場)はブラックチャリスが優勝。管理する栗東・武幸四郎調教師はフェアリーSは初勝利。騎乗した津村明秀騎手は12年に勝っており通算2勝目となった。ブラックチャリスは北海道安平町ノーザンファームの生産馬。馬主はフィールドレーシング

 

 

それでは、レースを振り返っていきましょう。

 

 

 

▲レース動画はコチラをクリック

 

【展開・ペース】 最内枠から好スタートを決めたレオアジャイルがハナを切りました前、後半の4ハロンは45秒9~47秒7というハイペース。ただ、今週から芝はCコースに替わった影響もあって先行タイプと内を通れた馬が好走しました。

 

 

【レース分析】 ブラックチャリス(5番人気)は馬体が増えて成長していましたね。パドックではキビキビと活気十分。上々の仕上がりに映りました。外枠に入りましたが、ポンと好スタートを決めていいポジションが取れました。マカレイの直後からスムーズに外へ持ち出し、ゴール寸前できっちりと差し切って優勝。レースレベルに関してはあまり高いとは言えませんが、ブラックチャリスにとっては先々を考えてもマイルを克服したことは収穫ですね。

 

 

「中山のマイル戦でピンク帽子だと不利なんですが、この馬の持ち味であるスピードでいい位置を取ることができましたし、最初のコーナーでいいところが取れてすぐに折り合いをつけられたのが良かったですね。4コーナーもいい手応えで回ってこられたのですが、1200m、1400mと使ってきたので、中山のマイルで最後は苦しくなりました。それでも、最後まで踏ん張ってくれましたね。現状ではマイルはギリギリですが、これから力をつけてスタミナがついてくれば大丈夫だと思います。初めて乗りましたが、体重も増えて成長しているので、今後が楽しみです」津村明秀騎手はレース後にコメント。既に重賞で好走歴があったブラックチャリスですが、戦前、マイルは長いのではないかという不安があって当日は5番人気。持ち前のレースセンスの良さと津村騎手の強気のエスコートが奏功し、見事な勝利。殊勲の鞍上は中山金杯に続いて2週続けての重賞制覇となりました。

 

ブラックチャリスの4代血統表

 

ビッグカレンルーフ(10番人気)はきっちりと仕上がっており、他馬と比較しても現時点での完成度はかなり高いですね。内枠を生かして好位のインを追走。Cコースに替わった馬場を考慮すれば理想的なポジショニング。直線は渋太く脚を伸ばして②着に好走。こちらも距離をこなせたことは大きかったのではないでしょうか。レオアジャイル(11番人気)はハツラツとした動きで状態は良さそうに映りました。速いペースで飛ばし、厳しい展開でしたが、ゴール寸前まで粘って中身の濃い③着。上位3頭は距離延長の一戦でしたから時計の出やすい馬場で、スプリント寄りのスピードが生きた格好です。

 

 

マカレイ(8番人気)は馬体にボリューム感があって軽快な脚捌き。大外枠の不利はありましたが、正攻法の立ち回りで見せ場十分の④着。力は見せました。サンアントワーヌ(3番人気)は均整の取れた造り。脚運びもスムーズでした。折り合いがついて上手なレースはできましたが、直線に向いてからはジワジワとしか伸びず、もうひと押しを欠きました。1番人気ギリーズボールは⑬着。もう少し馬体の成長が欲しい印象はありますが、テンションは上がらず、シャープな脚捌き。スタートで後手を踏み、後方待機策を選択。3コーナー過ぎから外を回って押し上げていきましたが、内をロスなく運んだ馬に有利な馬場ということもあって、伸びあぐねてしまいました。次走での巻き返しに期待したいですね。

 

 

 

text by 京増 真臣

 

 

  

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。

 

 

 

 

 

研究ニュースネット新聞の紙面がご覧いただけます!
下記リンクをクリック
 
 
研究ニュースネット新聞ご購入はコチラをクリック!
 
 

 
 
※記事中の写真は競馬ブックネットSHOPで販売中!
詳しくは写真かチラをクリック!
 
記事中の写真・紙面の無断転載、複製禁止