
2月22日(日曜)に東京競馬場で行われた第43回GⅠフェブラリーS(ダ1600m・4歳以上・定量・晴れ・良馬場)はコスタノヴァが昨年に続いて連覇を達成。管理する美浦・木村哲也調教師は当レースは2勝目。騎乗したC.ルメール騎手は通算3勝目となった。コスタノヴァは北海道安平町ノーザンファームの生産馬。馬主は吉田勝己さん。
それでは、レースを振り返っていきましょう。

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【展開・ペース】 徹底先行型が不在だった今年のフェブラリーS。スタート後、押し出されるようにしてシックスペンスがハナを切り、差がなくロードクロンヌ、ペプチドナイルが続きました。前半4ハロン通過タイムは47秒1ですから平均やや速めのペース。最後は地力勝負になりました。


【レース分析】 コスタノヴァ(2番人気)はブリンカーを着用したことで集中力が増し、パドックで周回する姿には気迫が感じられました。武蔵野S以来の実戦でしたが、馬体の仕上がりも上々。スタートは決して良かったわけではありませんが、近走と違い、大きく立ち遅れずに中団を追走。外を回ってスムーズに運べたことも勝因のひとつでしょう。直線に向いてからも手応えは抜群。前を行くウィルソンテソーロを測ったように捉えて連覇を達成しました。東京コースでは無類の強さを発揮しますが、春はぴったりの番組がないだけに、今後のローテーションに注目が集まります。

「この馬でGⅠを勝つことができて凄く嬉しいです。去年は私が海外に行っていましたからね。その時はレイチェル(キング騎手)がいい仕事をしてくれていました。そして今回、グッドコンディションでいいレースをしてくれました。スタートに課題があるので、そこに一番注意しましたが、出は良かったですし、ウィルソンテソーロの後ろで、いいポジションが取れて、ロスなく運ぶことができました。ブリンカーを着用していたこともあり、直線で外に出してからは凄く手応えが良かったですし、坂を上がってからゴールまで頑張ってくれました」とC.ルメール騎手はレース後にコメント。コスタノヴァはこれで東京ダートでは7勝②着1回。敗れた武蔵野Sにしても59キロの斤量を背負っていながら連対は確保とほぼパーフェクトな戦績。昨年はダートグレード競走に出走して勝利を収めることはできませんでしたが、今回のようにスタートを決めて流れに乗って運べれば、違った結果が出るのではないでしょうか。

▲コスタノヴァの血統表
ウィルソンテソーロ(3番人気)はパドックでテンションが上がらず、いい精神状態でレースに向かうことができました。脚運びはスムーズで仕上がりも良かったですね。道中はダブルハートボンドをマークしながら、しっかり脚をためられました。最後はコスタノヴァの瞬発力に屈しましたが、ダブルハートボンドは捉えて②着に好走。舞台を選ばず、安定度の高さが光ります。ダブルハートボンド(1番人気)は馬体に無駄肉がなく、スカッと見せていました。ハツラツとした動きで、こちらも上々の仕上がりでした。正攻法の立ち回りでしたから、結果的にライバルにマークされた分もありましたが、僅差の③着に好走。キャリアが浅く、まだ伸びしろがありますから今後が楽しみです。

ブライアンセンス(10番人気)は少しうるさかったものの、むしろ気力旺盛といった印象。馬体に重厚感があり、歩様もパワフルでした。中団やや後方のインに陣取って脚をためて運べました。直線でもそのまま内を狙い、渋太く脚を伸ばして④着に健闘。東京マイルも合っていましたね。オメガギネス(8番人気)は馬体の張り、ツヤが良く、活気溢れる周回。近走は様々な戦法を試していましたが、今回は最内枠からポジションを取りにいって積極的なレース運び。見せ場は十分でしたが、GⅠではもうワンパンチ足りないのかもしれません。ラムジェット(4番人気)は体重が14キロ増えていましたが、そこまで太くは見せず、集中力があって気配は良好。ただ、スタートでのロスが致命的。久々の芝スタートが影響した面はあったかもしれませんが、鞍上によるとゴール後は歩様が乱れていたとのこと。無事であることを祈ると同時に、今回に関しては参考外と見ていいでしょう。
text by 京増 真臣

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