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紫苑ステークス回顧

 2017年9月9日(土)4回中山1日11Rは、重賞に格上げされてからは2回目となる紫苑ステークス(G3)。上位3頭には秋華賞出走の権利が与えられるのですが、今年はその上位3頭がハナ、ハナ差でタイム差なし。接戦を制したのは岩田康誠騎手にエスコートされたディアドラ(橋田満厩舎)でした。それではレースラップです。

 平均は2014年の新潟開催を除いた過去9年で算出しています。図を見ても分かるように今年は前半がかなり遅く、千通過1分1秒3は過去9年と比べて最も遅いです。逆に上がり3ハロン34秒3は最速。ディアドラは12㎏の馬体増でしたが、これは休み明けの前走で減っていた分が戻ったもの。道中は中団の後ろ。外めでガッチリ押さえながら。この流れを大外を回って差し切ったのですから着差以上の強さ。ここでは地力が一枚上でした。

 カリビアンゴールドは好位の内めでレースを進めて、勝負どころでも余力十分の手応え。その分、4コーナーでひと呼吸待って、うまく馬群の外へ持ち出すことができました。ラスト1ハロン過ぎに抜け出して、そのまま押し切るかと思われましたが、ゴール寸前で差されて2着。短期放牧明けで馬体は4㎏増えていましたが、次回の舞台は淀。馬体維持も1つのポイントとなりそうです。3着はポールヴァンドル。もともと攻め馬で良く見せるタイプですが、今回の追い切りも良かったですね。レースでは先行すると思われましたが、今回は中団からの競馬。僅かに及びませんでしたが、しっかり脚を伸ばして上がり3ハロンはレース最速。脚質に幅が出たのは収穫です。

 2番人気のルヴォワールは出遅れて勝ち馬と同じような位置取り。勝負どころで少し前が詰まるような感じでしたが、直線は外からジワジワ伸びていましたし、5カ月半ぶりの実戦を考えると悪い内容ではなかったと思います。まだキャリア3戦。これからに期待したいですね。ホウオウパフュームは後方からレースを進めて直線は勝ち馬の更に外。さすがにこの速い上りでは厳しかったです。

text by 小林 

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。