2017年3月4日(土)1回阪神3日11R 第24回 チューリップ賞(GⅢ)は、 ソウルスターリングが優勝しました。これでデビューから4連勝。無傷の2歳女王が桜に向かうのは2014年レッドリヴェール以来。仮に、2歳GⅠを制して無敗のまま桜の女王になれば史上初めてのこととなります。いや、これってありそうでなかったんですね。
では、レースラップです。
12.4 – 10.7 – 11.1 – 12.2 – 12.2 – 11.4 – 11.3 – 11.9
最初の1ハロンでワールドフォーラブがハナへ。そこからハナを取り切る&外からアンバーミニーが来たことで、2ハロン目からは10秒7、11秒1と締まったペースになりました。ソウルスターリングはうまく5番手のポジションに収まりましたね。前進気勢を保ちつつコントロールできるというのは競走馬として大きなアドバンテージでしょう。2頭が離して逃げる形になりましたが、兼ね合いがついた中盤は12秒2、12秒2で推移。この間に後続も差を詰めて、4コーナーではほぼ一団。残り3ハロンで11秒4、11秒3と一気にペースアップしましたが、途中までソウルスターリングは軽く促す程度で、いざ追い出すと一気に先頭へ。最後の急坂を11秒9で押し切って快勝しました。強かったです。
12.2 – 11.0 – 11.4 – 12.2 – 12.1 – 11.2 – 11.1 – 11.6
これは昨年のチューリップ賞のレースラップです。シンハライト、ジュエラーの上がりは33秒0でしたが、2強が併せ馬でマークしたものですからね。また、前半は今年の方が速かったのですが、そこで5番手追走だったことを考えると、全体的に今年の方が価値があるのではないでしょうか。
ミスパンテールは完敗の2着でしたが、これがまだデビュー2戦目。直線で外に出してからの伸びは良かったですし、勝ち馬以外では一番伸びしろを感じさせる内容でした。逆にリスグラシューは少し物足りなかったですね。ミスパンテールよりスムーズに加速できた割に外から差し切られてしまいました。カワキタエンカは先行勢で一番の頑張り。1分33秒8は同開催のアーリントンカップより速いですし、この馬も評価できるでしょう。
text by 小林
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。