2018年 香港国際競走 見どころ

 

12月9日に香港・シャティン競馬場で行われる「香港国際競走」

香港ヴァーズ(G1)
(2400m、芝、3歳以上)：賞金総額20,000,000香港ドル

香港スプリント(G1)
(1200m、芝、3歳以上)：賞金総額20,000,000香港ドル

香港マイル(G1)
(1600m、芝、3歳以上)：賞金総額25,000,000香港ドル

香港カップ(G1)
(2000m、芝、3歳以上)：賞金総額28,000,000香港ドル

日本でも馬券が発売されますが、4レースの見どころを石井大輔ＴＭの予想を交えて紹介いたします。

 

研究ニュース　香港国際競走Ａ４版はこちらで購入できます

 

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4Ｒ　香港ヴァーズ（G1）

 

【注目馬】人気は①ヴァルトガイストだが、前走のＢＣターフはタフな馬場で目一杯の競馬。この秋４戦目で、デキ落ちが心配なので押さえ程度に。他の欧州勢から③サルウィンを推したい。前走の凱旋門賞は不利がなければヴァルトガイストに際どく迫れたはず（陣営は交わせたと思っているそうですが）。２勝馬でなかなか勝ち切れない馬だが、絶好調とのことで今回は頭まで狙える。

　愛ダービー馬⑬ラトローブは斤量的に有利な３歳馬。豪州遠征を１戦で切り上げ、鞍上にその豪州からジェームズ・マクドナルド騎手を呼んできたのも訳ありな感じでそそられる。鞍上という点で⑩リスグラシューは頼もしい限り。馬体減りさえなければ好勝負。日本勢は⑪クロコスミアも単騎で気分良く逃げれば楽しみ。⑫エジーラはヨークシャーオークスぐらい走れば足りるはず。ルメール騎手は久々にアガ・カーンの勝負服を着て張り切らないかな。

 

《参考レース》

ＧⅠ凱旋門賞（パリロンシャン・芝2400ｍ）

➃着　ヴァルトガイスト（5番・赤と緑の勝負服）

⑥着　サルウィン（2番・えんじ、袖が白の勝負服）

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5Ｒ　香港スプリント（G1）

 

【注目馬】毎年、香港勢を買っていれば間違いないレース。⑤ホットキングプローンと②ミスタースタニングの一騎打ちムード。ホットキングプローンに連敗中の昨年の勝ち馬ミスタースタニングだが、前走は2.5㌔重い斤量を背負ってコンマ１秒差。同斤量の今回は逆転と見ますが、馬券的にはオッズと相談したいところ。

　前哨戦を使った馬での逆転は難しく、３番手には⑫リトルジャイアントを。レーティング最下位で格下のクラス２でしか勝っていないが、その前々走が力が違うと言わんばかりの勝ちっぷり。当時の鞍上パートンが春のチャンピオンである①アイヴィクトリーではなく、こちらを選んだ点にも注目。⑥ファインニードルはセントウルＳ、スプリンターズＳが強い競馬。２度目の遠征で慣れも見込めれば楽しみ。

 

《参考レース》

ＧⅡ香港ジョッキークラブスプリント（シャティン・芝1200ｍ）

①着　ホットキングプローン（7番・ピンクの勝負服）

②着　ミスタースタニング（2番・赤の勝負服）

③着　ビートザクロック（4番・えんじ、袖が水色の勝負服）

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7Ｒ　香港マイル（G1）

 

 【注目馬】ここは昨年の勝ち馬で現在４連勝中の①ビューティージェネレーションで仕方ないか。前走は直線でかなり外までヨレてしまったが、いつも最後は内ラチから５頭分ぐらいは外まで張ってしまう馬。確かに前走はキツくいったが、そういう馬だと思って特に心配なし。

　相手は日本勢。特に②ペルシアンナイトはキレより長くいい脚を使うタイプでシャティンが合うイメージ。なるべくブレーキを踏みたくないので外枠も歓迎。⑭ヴィブロスは日本で結果が出ないが、ドバイの走りを見ると遠征競馬で少し力の要る馬場がいいのか。条件好転で変わり身に期待。④モズアスコットも勝ち負けになるとは思うが、前走は不利がすべてにしてもいいところがなかったので押さえまで。フォレ賞を勝って、ＢＣマイルでも内容は悪くなかった⑬ワンマスターの方を上に。

 

《参考レース》

ＧⅡ香港ジョッキークラブマイル（シャティン・芝1600ｍ）

①着　ビューティージェネレーション（1番・黒、袖ピンクの勝負服）

②着　サザンレジェンド（6番・黄色と茶色の勝負服）

③着　ビューティーオンリー（4番・黒、袖ピンクの勝負服）

⑤着　シーズンズブルーム（2番・白と黒の勝負服）※香港カップに出走

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 【注目馬】　ここは日本の⑨ディアドラと①サングレーザーが抜けている。サングレーザーの天皇賞（秋）②着は価値の高いものとは思いますが、それよりも激走の反動が少し心配な分だけ対抗評価。ディアドラはドバイでの遠征実績があり、今季はここが最大目標でゆったりとしたローテーションに好感。前走の府中牝馬Ｓでもリスグラシューを差し切り、上りは３ハロンは32秒台と今までのイメージにない数字をマーク。パワーが必要な馬場も歓迎で安心感ではこちら。

　穴は⑧グロリアスフォーエバー。スプリントのリトルジャイアントのような存在で実績的には明らかに格下だが、前２走はステップレースでともに１番人気（②⑥着）と地元では評価されている。前走は暴走気味に絡んでいっての失速で参考外。兼ね合いさえつけば粘り込みがあっても。②タイムワープにも同じことが言える。今年は勝つか大敗かでまったく安定しないが、展開利があれば。距離延長の④シーズンズブルームと⑦ステファノスが連下候補。

 

《参考レース》

ＧⅡ香港ジョッキークラブカップ（シャティン・芝2000ｍ）

➃着　ゴールドマウント（5番・黄色と赤の勝負服）

⑥着　グロリアスフォーエバー（6番・黄色と茶色の勝負服）

⑨着　タイムワープ（2番・赤と黒の勝負服）

 

 

※レース番号及び発走時刻は変更になる場合がありますのでご注意ください。

※馬番、性齢、斤量、騎手などは必ずＪＲＡ発表のものと照合し、確認してください。