2021年1月16日(土) 1回中京5日

 先週に続いて芝は内が伸びる馬場でしたが、前半57秒9はさすがに速過ぎました。単純比較はできないと分かっていますが、1998年にサイレンススズカが金鯱賞をレコード勝ちした時で58秒1。前で飛ばした3頭は⑩⑰⑱着。勝ったマジックキャッスルはプラス12㎏でしたが、これは成長分。道中は中団の外めを運んで直線へ。ひと追い毎に脚を伸ばして、先に抜け出したランブリングアレーをゴール前で捕らえました。秋華賞②着は伊達ではなかったですね。新馬以来の2勝目が嬉しい重賞初勝利。

 私の本命ランブリングアレーは惜しくも②着。序盤は無理をせず、中団から。外を回りすぎず、直線もうまく前が開いて残り200m標付近で先頭へ。最後に交わされましたが、③着以下には3馬身差をつけましたし、うまく立ち回って力は出し切ったと思います。これで前走ターコイズS組は、5年で2勝②着2回となりました。来年まで覚えておきたいデータですね。

 ウラヌスチャームアブレイズは、共に後方から直線で大外に出して脚を伸ばす競馬。展開が嵌まりましたが、前者はやはり左回りがいいですし、後者は他馬を気にするので枠なりでスムーズに運べたのも良かったです。

 サトノダムゼルは離れた4番手でしたが、この位置でも少し速かったのかも。加えて2000mが微妙に長いとすると伸び切れなかったのも頷けます。1番人気のセンテリュオは良いところなく終わりました。戦前に高野調教師が「中京のコース形態、それに他とのハンデ差がどうか」と話していた不安点が的中した格好となりましたが、プラス10㎏と馬体にも少し余裕があったかもしれません。

text by 小林  

 

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