2020年1月5日(日) 1回京都1日

 ダートは終日稍重で行われ、芝も良発表とはいえ力の要る馬場。前半34.9 47.1 ‐ 後半46.9 35.0の平均ペース。勝ったサウンドキアラはこれが重賞初制覇。管理する安達昭夫調教師は2014年デスペラードによるステイヤーズS以来の重賞勝ち。松山騎手は京都金杯は初めての勝利。レースは好枠から好位の後ろを追走。4角で内めを回るロスのない立ち回り。追い出しをギリギリまで我慢して、残り1ハロン手前でムチを入れられるとしっかり反応し、抜け出してからもソラを使うこともなかった。リゲルS組は2016年、2018年、2019年と合わせて、これで過去5年で4勝。来年まで覚えておいて損はない。

 ダイアトニックは前走から12㎏の馬体増だったが、太くは見えなかった。中団のインを通って、レース最速の上がりをマーク。これまで掲示板を外したのはG1のマイルCSだけだが、それも前、内有利の競馬で大外を回ったもの。勝ち馬との斤量差を考えると十分に力を示しているし、マイルの距離も問題ない。

 ③着には人気薄のボンセルヴィーソが入って3連系は高配当。スタートから押していって、道中は2番手で我慢。直線で一旦は先頭に立つと、後続に2馬身半差をつけて食い込んだ。最近は1400mに良績が多かったが、もともと朝日杯FS③着、NHKマイルC③着とマイルG1で好走していた馬。ハンデも54㎏ならペース次第で粘り込んで不思議はなかった。

 ソーグリッタリングは大外枠でも悪くないポジションを取れたし、立ち回りにも瑕疵はなかった。実際に直線で伸びかけながら、ラスト1ハロンで甘くなる。我慢できないほどの馬場ではなかったと思うが、相変わらず脚の使い方が難しい。人気のカテドラルは⑰着大敗。勝負どころで動きたかったが、外のマイネルフラップに蓋をされて動けず。さすがに4角最後方からでは厳しかったか。ただ、スタートでゴチャついて、道中は力んでいたし、直線も内にモタれる面も見せていた。

 

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