2月6日(日曜)に東京競馬場で行われた第72回GⅢ東京新聞杯(芝1600m・4歳以上・別定・曇り・良馬場)はイルーシヴパンサー(単勝4番人気)が大外から鋭く差し切って優勝。騎乗した田辺裕信騎手、管理する美浦・久保田貴士調教師とも東京新聞杯は初勝利。イルーシヴパンサーは北海道安平町ノーザンファームの生産馬。馬主は草間庸文さん。
それでは、レースを振り返っていきましょう。
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【展開・ペース】 ディアンドルが早めに引き、ホウオウアマゾンが前回と同様に控え
マイル戦線に新星が誕生!
【レース分析】 イルーシヴパンサー(単勝4番人気)は馬体の張りが上々。パドックの外めを勢
「もともと3歳の春は皐月賞に出走していた馬ですが、古馬との対戦は1勝クラスからの再スタートでした。成長を感じていましたが、またオープンに入ってどれだけやれるかと思っていました。リズムを一番に考えていたので、淡々とペースが流れるなかでも深追いせずについていきました。直線ではあっさり差し切ってくれたように、こちらがびっくりするくらいの脚でした。以前はカッとする気性が今は落ち着いてレースに臨めるようになっています。これから一線級との対戦が待っていますし、本当の勝負はこれからです」とレース後に田辺裕信騎手はコメント。
敗戦も高く評価したいファインルージュ
ファインルージュ(1番人気)はいくらか体は立派に映りましたが、馬体増の大半は成
text by 京増 真臣
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。
【データ泣き笑い】 〇前走クラス・・・勝ち馬は前走、11月に行われた芝1800mの準OPを勝利。②着馬は前走がGⅠ②着。来年以降、前走準OP組に関しては前走の時期で取捨を行わない方が賢明だろう。 〇血統・・・勝ち馬はハーツクライ産駒。当レースとの相性の良さを示す形になった。キングカメハ産駒は2頭出走して⑨⑫着。3番人気に支持されたホウオウアマゾンが馬群に沈んだようにこちらはたとえ上位人気でも疑ってかかりたい。
《東京新聞杯 2017-21》 |