2018年5月13日(日) 2回東京8日目
5月13日・東京競馬11R第13回GⅠヴィクトリアマイルを制したのは単勝オッズ19.4倍の8番人気ジュールポレール(栗東・西園正都厩舎)。この馬に本命の印を打っていたのが美浦支局で厩舎取材を担当している藤田浩貴TM。藤田TMは②着のリスグラシューを二重三角(4番手評価)とし、馬単11,730円を的中!ジュールポレール◎の根拠を聞いてみました。
藤原 昨秋のエリザベス女王杯が⑯着、そして今年緒戦の阪神牝馬Sが⑤着。近走は結果が出ていませんでしたが。
藤田 エリザベス女王杯は距離が長く、前走はゴール前で寄られる不利がなければ際どかったはず。それほどここ2戦で敗れている点は気にしていませんでした。
藤原 なるほど。ズバリ、今回本命に推した理由は?
藤田 血統ですね。ヒントになったのは1週前のNHKマイルC。外から直線一気を決めたケイアイノーテック、そして②着のギベオンとディープインパクト産駒がワンツー。今の時計の速い東京の芝はこの産駒にピッタリ。それにこの父の仔らしい脚をタメた時の瞬発力、爆発力が生きる馬場なんだと再認識しました。
藤原 当日の雨は気になりませんでしたか?
藤田 午後からかなりの量が降っているのは分かりましたが、8,9レースはとても速い上がり3ハロンがマークされていたので、更に降り続いても極端に悪くはならないだろうと。それにジュールポレールは稍重発表だった去年のこのレースで③着に好走。不安は感じませんでした。
藤原 他にもディープインパクト産駒は3頭いましたが。
藤田 他の3頭と比べて、大舞台で好走した実績、実力を備えているところですね。そしてお兄さんは同じ西園厩舎に所属していたサダムパテック。母系という側面から考えても、マイルの頂点に立てるポテンシャルを秘めていると考えていたので、迷いなく本命にしました。
藤田TMは関東ローカルの本紙予想を担当し、関東主場版では最終レースのコラム『オーラス大逆転』でもお馴染み。自身が培ってきた血統理論を重視しつつ厩舎取材班らしく取材の感触も取り入れた鋭い予想でヒットを連発。今後も予想、コラムにご注目下さい!
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。