藤原有貴 12月25日の推奨馬

ひとり勝負レースＧＰ（仮）

～日曜の狙い目～

藤原編集員が頭を悩ませ、選りすぐった

週末、馬券になりそうな狙い馬を紹介します。

12月25日(日) 中山  10Ｒ 

フェアウェルS（ダ1,200ｍ）

◎  13  チェイスザドリーム

　いよいよ『うまナビ！イレブン』の勝負レースGPもクライマックス。下半期シリーズは好スタートを決め、長らく回収率100％をキープしたものの、途中から失速。ダートの短距離戦で信頼できる馬を推し続けていれば良かったものの、一発を狙って他のカテゴリーで穴に飛びついたりしたのが悪手。野球の投手、打者が1度フォームが崩れると修正が利かないのは競馬も同じ。現在、回収率は70％台。痛恨、反省です。

基本に立ち返って、ファイナル推奨馬はダート1200ｍで施行される中山10ＲフェアウェルSから⑬チェイスザドリームを。とにかく素晴らしいスピードの持ち主で、3走前は現在、オープンに在籍しているカルネアサーダに影すら踏ませずに逃げ切り勝ち。3連勝を期待された前走、待っていたのは思わぬ落とし穴。急にゲートの中でうるさくなってしまい、外枠発走に。この時点でチェイスザドリーム自身の気持ちは煮詰まり、鞍上の古川奈穂騎手の心も波打っていたはず。スタートは出たものの、我武者羅に走ってしまって同型と競り合う形。前半3ハロン通過は32秒8。例年のカペラS並みのペースのため、まったく息が入らず。参考外でいいだろう。

まだ3歳。いかに落ち着いてレースに臨めるかが重要。その点で本馬場入場、返し馬でしっかりパートナーとコンタクトし、意思疎通を図る横山武史騎手は初騎乗だが、合っている。事実、横山武史騎手が初めて重賞を制したのはフローラS。キラーアビリティ＝ホープフルS、ナミュール＝チューリップ賞、オオバンブルマイ＝京王杯2歳Sなどなどまだ幼さを抱える若駒を初騎乗で重賞制覇に導いている。彼のエスコートでチェイスザドリームが平常心で力を発揮できれば、自ずと結果は付いてくる。

藤原　有貴

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