2018年6月1~30日のニュース
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6月1日(金)
●モンドキャンノが種牡馬に
16年にGⅡ京王杯2歳Sで優勝したモンドキャンノ(牡4・栗東・安田隆行厩舎)が競走馬登録を抹消された。今後は北海道新冠郡新冠町のクラックステーブルで種牡馬となる予定。
6月2日(土)
●2歳新馬戦がスタート
東西で2歳戦がスタート。世代初の新馬戦となった阪神5R(芝1600m)はC.ルメール騎手が騎乗したジャミールフエルテ(牡2・栗東・大久保龍志厩舎)が直線で抜け出して優勝。東京5R(牝・芝1600m)は武藤雅騎手が騎乗したジョディー(牝2・美浦・戸田博文厩舎)が逃げ切り勝ちを決めた。
●鳴尾記念アラカルト
第71回鳴尾記念はストロングタイタンが優勝。勝ち時計は従来の1分57秒6(16年サトノノブレスが鳴尾記念でマーク)を0秒4更新する1分57秒2のレコードタイムだった。また管理する池江泰寿調教師は、史上2人目となる同一重賞4連覇を達成。1954~57年に金杯(東)を制した尾形藤吉元調教師以来、61年ぶりとなる快挙。
6月3日(日)
●第239回英ダービーはマサーが快勝
第239回GⅠ英ダービー(エプソム競馬場・芝2410m)が行われ、中団やや後方を進んだゴドルフィンのマサー(牡3・英国・アップルビー厩舎)が優勝した。鞍上はW.ビュイック騎手。日本生まれのディープインパクト産駒として注目された英2000ギニー馬サクソンウォリアーは1番人気に支持されたが、直線で伸び切れずに④着に終わった。
●第178回仏ダービーはスタディオブマンが優勝
第178回仏ダービー(ジョッケクルブ賞)がシャンティイ競馬場の芝2100mで行われ、S.パスキエ騎手が騎乗したアイルランド産のディープインパクト産駒スタディオブマン(牡3・仏国・P.バリー厩舎)が優勝。ディープインパクト産駒の仏ダービー制覇は史上初。日本のワグネリアンに続き、日仏でのダービー制覇となった。
●第68回安田記念はモズアスコットが優勝
東京競馬場で行われた第68回GⅠ安田記念(3歳上・芝1600m)はC.ルメール騎手が騎乗したモズアスコット(牡4・栗東・矢作芳人厩舎)が優勝。勝ちタイムは1分31秒3(良)。モズアスコットは父Frankel、母Indiaという血統。馬主は㈱キャピタルシステム。矢作調教師は安田記念初優勝。安田記念の売り上げは188億8,899万7,300円で前年比108.5%。当日の東京競馬場の入場者数は61,215人で同107.1%だった。
6月4日(月)
●大井競馬場から米国GⅠに出走可能に
米国・サンタアニタ競馬場で行われるGⅢ東京シティCへの出走枠が東京シティ競馬(TCK)所属馬に与えられることになった。同レースは2005年からGⅢに格上げされている。また同競馬場で行われる米国クラシックレースの有力なステップであるGⅠサンタアニタダービーにもTCK所属馬の出走枠が最大2枠与えられることとなった。TCKは1995年からサンタアニタ競馬場と交流を続けており、毎年夏に大井競馬場でサンタアニタトロフィーが施行されている。
詳しい出走馬の選出方法などはコチラ→ 〇東京シティ競馬ホームページ
6月5日(火)
●サトノアレスに仏GⅠ挑戦プランが浮上
GⅠ安田記念で④着だったサトノアレス(牡4・美浦・藤沢和雄厩舎)に仏GⅠへ挑戦する計画が浮上した。目標となるのは8月にドーヴィル競馬場で行われるGⅠジャックルマロワ賞(芝・直線1600m)。遠征するかどうかは状態を見ながら判断することに。藤沢和雄師は1998年にタイキシャトルで同レースを制している。
●元船橋所属 中野省吾騎手がマカオで短期免許取得
3月末で地方競馬の騎手免許が失効していた中野省吾騎手にマカオジョッキークラブが短期免許の交付すると発表した。中野騎手は過去1年の制裁回数、内容から4月以降の地方競馬騎手免許が交付されなかった。海外に舞台を移し、騎手として再スタートを切る。
●中村好夫氏が死去
元騎手・調教師の中村好夫氏が亡くなった。享年88歳。中村氏は1930年6月5日生まれ、兵庫県出身。1948年に騎手デビュー。調教助手に転向後、1965年に調教師免許を取得。1984年の桜花賞を制したダイアナソロンは同年の最優秀4歳牝馬に輝いた。1989年阪神3歳S(コガネタイフウ)、1995年中山大障害(春)のダイカツストームなど調教師としてJRA通算6,624戦683勝。
6月6日(水)
●レインボーラインが引退
今年の天皇賞(春)を制したレインボーライン(牡5・栗東・浅見秀一厩舎)が引退し、種牡馬入りすると浅見調教師が明らかにした。天皇賞後に故障が判明。右前繋部浅屈腱不全断裂と診断された。北海道新冠の優駿スタリオンステーションで種牡馬となる。
●ゴーフォザサミットが米GⅠに挑戦
ゴーフォザサミット(牡3・美浦・藤沢和雄厩舎)が招待を受けていた7月7日、米国ベルモントパーク競馬場で行われるGⅠベルモントダービー招待S(芝2000m)へ参戦する見通しとなった。鞍上は現地の騎手に依頼する方向で調整を進めている。
6月7日(木)
●東京ダービーの出走予定馬の決定方法が変更に
東京シティ競馬(TCK)は来年度以降、東京ダービーにおける出走予定馬の決定方法を変更すると発表した。東京ダービーに限り、出走馬の優先順位は通常の番組賞金ではなく、地方競馬所属での収得賞金から算定した番組賞金により順位づけされる。これによりJRAからの転入馬が移籍緒戦で東京ダービーに出走することは不可能となる。
●サンリヴァルが両前脚の第1指骨骨折と繋靱帯炎で年内休養
今年のGⅠ皐月賞②着馬サンリヴァル(牡3・栗東・藤岡健一厩舎)に両前脚の第1指骨骨折と繋靱帯炎が判明。年内は休養することとなった。
6月8日(金)
●モレイラ騎手が今秋JRA受験
ジョアン・モレイラ騎手が今秋、JRAの通年騎手免許取得の試験を受ける可能性があると香港のメディアが報じた。モレイラ騎手は日本でも2016年の札幌競馬で騎乗機会7連勝のJRAタイ記録をマーク。合格すれば来春のデビューが可能となる。
6月9日(土)
●障害未勝利で全兄弟がワンツー
東京4R・障害未勝利で全兄弟の兄マイネルフレスコが①着、弟ウインカートゥーンが②着になった。2頭は父ステイゴールド、母カートゥーンという血統。全きょうだいのワンツーは2013年の函館・TVh杯(①着ファインチョイス、②着アットウィル)以来。
6月10日(日)
●ジャスティファイが無敗で米3冠制覇
ジャスティファイ(牡3・米国・バファート厩舎)がベルモントパーク競馬場で行われたベルモントSを制し、6戦無敗で史上13頭目の米3冠制覇を成し遂げた。同じバファート厩舎の2015年アメリカンファラオ以来の3冠馬誕生。無敗での達成は1977年シアトルスルー以来41年ぶり2頭目の歴史的快挙となった。
6月11日(月)
●テイエムオペラオー追悼の記帳が終了
5月17日に亡くなったテイエムオペラオーを追悼する関連行事が10日に終了した。期間中、競馬場、ウインズでは記帳が行われ、記帳数は合計で11,540件。メッセージは竹園オーナーに送られる。
●松永幹夫厩舎の2頭がフランスへ遠征
栗東・松永幹夫厩舎に所属するジェニアル(牡4)、ラルク(牝5)の2頭がフランス遠征を行うと発表された。予定では2頭は7月22日にフランス・メゾンラフィット競馬場で施行されるレースに出走し、武豊騎手が騎乗。その後も、同国で数戦することも視野に入っている。
6月12日(火)
●ロードカナロアがJRA顕彰馬に
JRAは平成30年度の顕彰馬にロードカナロアが選出されたと発表した。記者投票で投票者数の3/4以上の票数を獲得すると選出されるシステムでロードカナロアは全投票者190名のうち、156票を集め、基準をクリアした。2016年度のジェンティルドンナに続き、史上33頭目の顕彰馬となる。
6月14日(木)
●アデイインザライフが引退
2016年にGⅢ新潟記念で優勝したアデイインザライフ(牡7・美浦・萩原清厩舎)が競走馬登録を抹消された。今後は静岡県御殿場市の御殿場オリエント馬事センターで乗馬となる予定。アデイインザライフは父ディープインパクト、母ラッシュライフという血統。通算成績は16戦6勝。エプソムCが現役最後のレースとなった。
●ジャンダルムがBCマイルに挑戦
ジャンダルム(牡3・栗東・池江泰寿厩舎)が11月3日にアメリカ・チャーチルダウンズ競馬場で行われるGⅠブリーダーズカップマイル(芝1600m)に参戦することが分かった。武豊騎手が騎乗する予定。
●野中悠太郎騎手がアイルランドで初騎乗
アイルランドに遠征中の野中悠太郎騎手(美浦・根本康弘厩舎)がレパーズタウン競馬場の一般レースに騎乗し、②着。野中騎手にとってはこれがアイルランドでの初騎乗だった。
6月15日(金)
●ワールドベストホースランキング1位はウィンクス
IFHA(国際競馬統括機関連盟)から「ロンジン・ワールドベストホースランキング」が発表された。2018年1月から6月10日までに行われた世界の主要レースが対象。25連勝を達成したウィンクス(牝6・オーストラリア・C.ウォーラー厩舎)が130ポンドで1位。2位は129ポンドのガンランナー(既に種牡馬入り)。3位は昨年の欧州最優秀3歳牡馬のクラックスマン(牡4・イギリス・J.ゴスデン厩舎)で125ポンド。日本勢のトップはGⅠ大阪杯を制したスワーヴリチャード(牡4・栗東・庄野靖志厩舎)。121ポンドで13位タイとなっている。
●川田騎手がイギリスへ遠征
川田将雅騎手が今夏、イギリスへ遠征する。日本で7月8日まで騎乗した後、渡英する予定。川田騎手は2012年の夏に約1カ月間フランスへ遠征。昨年は8月に英仏へ12日間遠征している。
6月16日(土)
●松山弘平騎手がJRA通算500勝
阪神競馬 第3Rでセトノシャトル(牡3・栗東・鈴木孝志厩舎)が①着となり、騎乗した松山弘平騎手が現役34人目となるJRA通算500勝を達成した。2009年3月1日の初騎乗以来、7,121戦目での記録到達。松山騎手はこれまでアルアインに騎乗し、優勝した2017年GⅠ皐月賞など重賞8勝。
●須貝尚介調教師がJRA通算300勝
東京競馬 第4Rでアグリッパーバイオ(牡7)が①着となり、管理する須貝尚介調教師が現役62人目となるJRA通算300勝を達成した。2009年3月8日の初出走から2,755戦目での記録到達。須貝調教師はGⅠ11勝を含めJRA重賞では29勝を挙げている。
6月17日(日)
●藤田菜七子騎手がGⅠ競走に騎乗可能に
東京競馬 第3Rでベルクカッツェ(牡3・美浦・根本康広厩舎)が①着となり、騎乗した藤田菜七子騎手は通算31勝に到達。これでJRAでのGⅠ騎乗が可能に。藤田菜七子騎手はJRAでは16年ぶりとなる女性騎手として2016年3月にデビュー。2年目の2017年にはJRA14勝を挙げ、JRAの女性騎手として年間最多勝記録を更新した。
●中野省吾騎手がマカオで騎乗
マカオジョッキークラブの短期免許を取得した中野省吾がタイパ競馬場で2鞍に騎乗。4Rは元日本調教馬のスマートオリオン(セン8)に騎乗して⑪着。6Rは⑥着だった。
●富田暁騎手がフランスの若手騎手招待競走に参加
富田暁騎手(栗東・木原一良厩舎)がディアヌ賞当日のフランス・シャンティイ競馬場で行われた若手騎手招待競走「ロンジン・フューチャー・レーシング・スター賞」(オールウエザー1600m)にJRA代表として参加。エターナルギフト(セン9)に騎乗し、⑬着だった。
6月19日(火)
●大下智騎手が引退
JRAは大下智騎手(栗東・池添学厩舎)が20日を以って騎手を引退すると発表した。大下騎手はJRA通算825戦17勝。引退後は池添学厩舎で調教助手となる予定。
●YJSトライアルラウンド船橋が開催
船橋競馬場でヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド船橋が行われ、第1戦を山本咲希到騎手(ホッカイドウ競馬)が、第2戦を北野壱哉騎手(大井競馬)が制した。現在1位は1、2戦合計40ポイントを獲得した山本咲希到騎手。JRA所属騎手では27ポイントで藤田菜七子騎手がトップとなっている。トライアルラウンドは11月21日の浦和まで各地の競馬場で行われる。成績上位者は12月27日大井、同28日中山のファイナルラウンドへの出場権が与えられる。
6月20日(水)
●エポワスが引退
昨年、9歳ながらGⅢキーンランドCを制し、重賞初制覇を飾ったエポワス(セン10・美浦・藤沢和雄厩舎)が引退することが分かった。引退後は乗馬になる予定。このあとは北海道日高町のファンタストクラブに移動する。エポワスは父ファルブラヴ、母マニックサンデーという血統。通算成績は32戦7勝。
●ダノンプラチナが南アフリカ共和国で種牡馬に
2014年にGⅠ朝日杯フューチュリティSを制してJRA賞最優秀2歳牡馬に輝いたダノンプラチナ(牡6・美浦・国枝栄厩舎)が競走馬登録を抹消し、南アフリカ共和国で種牡馬になると発表された。同馬の通算成績は15戦5勝(海外1戦0勝)。ダノンプラチナは父ディープインパクト、母バディーラという血統。今年2月のGⅢ東京新聞杯がラストランになった。
●ゴーフォザサミットがアメリカ遠征を中止
ゴーフォザサミット(牡3・美浦・藤沢和雄厩舎)は招待を受けていた7月7日のGⅠベルモントダービー招待S(ベルモント競馬場・芝2000m)への出走を断念することが分かった。搭乗予定の貨物機が整備記録の虚偽記載の疑いにより運行見合わせとなったのが原因。今後の国内での始動戦には9月23日に行われるGⅡ神戸新聞杯が候補に挙がっている。
●クイーンアンSで日本産馬ヨシダは⑤着
イギリス・アスコット競馬場で行われたGⅠクイーンアンS(芝・直線1600m)に出走した日本産のハーツクライ産駒ヨシダ(牡4・アメリカ・W.モット厩舎)は⑤着だった。勝ったのは後方でレースを進めたC.ビショップ騎手が騎乗したアクシデンタルエージェント(牡4・イギリス・E.ホートン厩舎)。勝ちタイムは良馬場で1分38秒85。
6月21日(木)
●園田で3連単1000万円オーバーの高配当
園田競馬7Rで兵庫競馬では3連単史上1位となる超高額配当が飛び出した。10番人気シトリンバレッタが優勝し、9番人気スナークエンジェルが②着。③着に6番人気テイケイラフインが入り、3連単は1,053万5,770円。的中数は1票だった。兵庫競馬の従来の最高記録は2012年2月14日の園田競馬10R 3連単898万5,890円。
6月23日(土)
●林満明騎手が障害2000回騎乗を達成し、引退
林満明騎手(栗東・フリー)が東京競馬8R JGⅢ東京ジャンプSでアスターサムソンに騎乗し、史上初となるJRA障害レース2000回騎乗を達成。これを区切りに現役を引退する。レース後には2000回騎乗達成のセレモニーが行われ、スタンドから大きな歓声と拍手が起こった。
林満明騎手のコメント「区切りの騎乗に達し、とにかくホッとしました。この騎乗で最後になります。関係者の方々に恵まれ、これだけのレースに騎乗することができました。本当に嬉しく思います。長く騎乗するための秘訣は、なるべく怪我をしないように落ちることです。周りのジョッキーはレースでは厳しいものの、馬を下りれば優しいので、怪我をしないように頑張ってもらいたいです。障害レースの魅力は馬が飛ぶ姿の美しさだと思います。今までどうもありがとうございました。これからも障害レースを応援してください」
林満明騎手は1986年にデビュー。障害197勝は歴代5位の記録。JGI2勝。優秀障害騎手賞を5回獲得し、障害で18勝を挙げた1997年にはJRA賞最多障害勝利騎手に輝いた。
●ブラストワンピースは新潟記念から菊花賞へ
今年のGⅠ日本ダービーで⑤着だったブラストワンピース(牡3・美浦・大竹正博厩舎)は9月2日のGⅢ新潟記念に出走すると所有するシルクホースクラブが発表した。これをステップに秋の最大目標であるGⅠ菊花賞に向かう予定。
●松山将樹調教師が通算100勝を達成
美浦・松山将樹調教師が東京7Rをサムシングフレアで勝ち、JRA通算100勝を達成。これは現役147人目、通算2310戦目での記録到達。
6月24日(日)
●藤岡佑介騎手がJRA通算700勝を達成
函館6Rをアスタービーナスが勝利し、騎乗していた藤岡佑介騎手(栗東・フリー)が史上61人目、現役28人目となるJRA通算700勝を達成した。2004年3月の初騎乗から8,632戦目での記録到達。重賞レースはGI初制覇となった今年のNHKマイルCを含め、これまで29勝。
●第59回宝塚記念はミッキーロケットが優勝
阪神競馬場で行われた第59回GⅠ宝塚記念(3歳上・芝2200m)は和田竜二騎手が騎乗したミッキーロケット(牡5・栗東・音無秀孝厩舎)が優勝。勝ちタイムは2分11秒6(稍重)。GⅠ初制覇のミッキーロケットは父キングカメハメハ、母マネーキャントバイミーラヴという血統。北海道安平町ノーザンファームの生産馬で馬主は野田みづきさん。音無秀孝調教師は宝塚記念初優勝。和田竜二騎手は2000年のテイエムオペラオーに次いで2勝目で自身は2001年以来、17年ぶりとなるJRA GⅠ勝利に。宝塚記念の売り上げは192億1,928万7,700円で前年比90.9%。当日の阪神競馬場の入場者数は65,800人で同97.4%だった。
また武豊騎手はダンビュライトに騎乗し、中央競馬史上初となるGIレース500回騎乗を達成。GI初騎乗は1987年の菊花賞(レオテンザン⑥着)。
6月25日(月)
●アスターサムソンが引退
JGⅢ東京ジャンプSで⑪着だったアスターサムソン(セン5・栗東・中竹和也厩舎)が右後繋靭帯不全断裂と診断され、競走馬登録を抹消。引退することとなった。今後は福島県の松浦ライディングセンターで乗馬となる予定。アスターサムソンは父メイショウサムソン、母アドマイヤマダムという血統。2018年5月12日のJGⅡ京都ハイジャンプで重賞初制覇。続くJGⅢ東京ジャンプSではこのレースで障害2000回騎乗を達成した林満明騎手のパートナーを務めた。通算成績は22戦4勝(障害6戦3勝)。獲得賞金は7,797万7,000円。
●JRAが来夏から競走条件の呼称を変更
JRAは平成31年(2019年)度から降級制度を廃止することに伴い、勝利度数によるクラス分け(競走条件)となることから、呼称を変更すると発表した。500万円以下は「1勝クラス」、1000万円以下は「2勝クラス」、1600万円以下は「3勝クラス」という呼称に変更。新馬・未勝利・オープンについては従来通りの表記とする。
※当面の間、弊社当日版では現行の「500万円以下、1000万円以下、1600万円以下」を併記いたします。
6月26日(火)
●ジャパンジョッキーズC2018出場騎手が決定
7月16日に盛岡競馬場で行われるジョッキーのチーム戦『ジャパンジョッキーズカップ2018』の出場騎手が決定した。『Team JRA』のジョッキーはオリジナル勝負服を着用する予定。
【出場騎手】
「Team JRA」(JRA選抜)
・内田博幸騎手(美浦・キャプテン)・戸崎圭太騎手(美浦)・C.ルメール騎手(栗東)・福永祐一騎手(栗東)
「Team EAST」(東日本地方競馬選抜)
・山本聡哉騎手(岩手・キャプテン)・桑村真明騎手(北海道)・矢野貴之騎手(大井)・藤田弘治騎手(金沢)
「Team WEST」(西日本地方競馬選抜)
・山口勲騎手(佐賀・キャプテン)・岡部誠騎手(愛知)・下原理騎手(兵庫)・永森大智騎手(高知)
実施方法、概要などはコチラ(岩手競馬ホームページ)をクリック
6月27日(水)
●第41回帝王賞はゴールドドリームが優勝
大井競馬場で行われた第41回JpnⅠ帝王賞(4歳上・ダート2000m)はC.ルメールが騎乗した2番人気ゴールドドリーム(牡5・栗東・平田修厩舎)が優勝。勝ちタイムは2分04秒2(良馬場)。史上初の連覇を狙ったケイティブレイブは②着に敗れた。帝王賞の売得金は19億1,350万円(前年比100.4%)。同レースの売上レコードを更新した(従来のレコードは2017年の19億671万3,300円)。また1日あたりの売得金は34億3,903万130円(前年比100.9%)で、こちらもレコードを更新(従来の記録は2017年の34億673万1,650円)。入場人員は2万3,885人(前年比104.4%)だった。
●YJSトライアルラウンド笠松が開催
笠松競馬場で「ヤングジョッキーズシリーズ トライアルラウンド笠松」が開催された。第1戦は佐賀の山口以和騎手騎乗した1番人気ティアップジャンコ(牝4・笠松・笹野博司厩舎)が優勝。第2戦はJRAの森裕太朗騎手が騎乗した1番人気キクノコア(牡4・笠松・田口輝彦厩舎)が勝利した。
6月28日(木)
●キセキが凱旋門賞への出走を断念
キセキ(牡4・栗東・角居勝彦厩舎)が1次登録を済ませている凱旋門賞に参戦しないことが分かった。今後は北海道日高町の下河辺牧場に放牧に出され、休養に入る。これにより今年の凱旋門賞に参戦する日本馬はクリンチャー(牡4・栗東・宮本博厩舎)だけとなった。
6月29日(金)
●オーストラリアのアヴドゥラ騎手が短期免許取得
オーストラリアのブレントン・アブドゥラ騎手(27)が短期免許を取得し、日本で騎乗する。期間は8月4日から9月2日まで。アブドゥラ騎手は2007年にデビュー。GIは6勝。日本での騎乗は今回が初めて。身元引受調教師は栗東・池江泰寿調教師となる見込み。
●ゼーヴィントが左前浅屈腱炎で全治9カ月以上
ゼーヴィント(牡5・美浦・木村哲也厩舎)が左前の繋ぎ部分に浅屈腱炎を発症していることが判明。同馬が所属するシルクホースクラブの公式ホームページによると全治は9カ月以上。福島のノーザンファーム天栄へ放牧に出され、その後、北海道のノーザンファーム空港牧場へ移動する。
6月30日(土)
●福永騎手がJRA通算2100勝を達成
福永祐一騎手が中京9Rをルタンデュボヌール(牡4・栗東・友道康夫厩舎)で勝ち、JRA通算2100勝を達成。これは史上7人目、現役では5人目の記録。通算16,330戦目での達成となった。重賞は128勝(GⅠ21勝)。
●藤沢和雄調教師がJRA通算1400勝を達成
美浦・藤沢和雄調教師が福島9Rをシンボリバーグで勝利し、JRA通算1400勝を達成した。これは通算1670勝の尾形藤吉元調教師に続く、JRA史上2人目の記録。1988年3月の開業以来、8,089戦目での達成となった。
●津村騎手がJRA通算400勝を達成
津村明秀騎手が福島12Rをショームで制し、現役では41人目となるJRA通算400勝を達成した。2004年3月の初騎乗から7686戦目での記録到達。重賞は2006年のGⅢラジオNIKKEI賞など11勝。
●福島競馬場開設100周年の記念セレモニーを開催
福島競馬場の開設100周年を記念したセレモニーが4R終了後、ウイナーズサークルで行われた。この日、出場する全騎手がピンクのTシャツを着て登場。騎手クラブ副会長の北村宏司騎手が挨拶。また日本騎手クラブによる「ジョッキーチャリティイベント」を今開催を通じて行う予定。寄付金は東日本大震災ふくしまこども寄付金へ全額寄付される。この日は最終レース終了後にオークションが行われた。
●小牧太騎手が肋骨骨折
中京6Rで落馬した小牧太騎手は肋骨骨折、外傷性肺気胸と診断された。復帰については退院後の身体と相談しながら決めていく。30日、1日の騎乗馬はすべて騎手変更となった。