1:08.3(11.9 – 10.3 – 11.0 – 11.6 – 11.6 – 11.9)

 例年通り、ハイペースの消耗戦。前日が雨競馬で今日は稍重スタートと、平均より遅くなるのは仕方ないのですが、3Rの3歳未勝利1分8秒3から0秒6差という数字は標準レベルよりも少し落ちる感じです。

 ただ、ファンタジストは完勝。管理する梅田智之師はこのレース初勝利。鞍上の武豊騎手は昨年のアサクサゲンキに続いて連覇となり、JRA通算4000勝まであと5勝としました。プラス16㎏の馬体に太目感はなく、いい感じの仕上がり。スタートは普通でしたが、外の好発勢が無理をしなかったので、うまく内の先行2頭の外につけられました。初めての右回りでコーナーでは外に張る感じでしたが、最後は楽々と抜け出して2連勝。ここでは力が一枚上でした。

 アズマヘリテージはパドックでは地味に映りましたし、スタートもひと息。ただ、コーナーで内を選択してロスなく回ると、直線では前がポッカリと開いて非常にうまくレースを進めることができました。展開的に恵まれたことは確かですが、若駒にしては精神的にしっかりしているなと。このレースセンスは魅力。ミヤジシルフィードはマイナス14㎏。これは、「前回は輸送で思ったより馬体が減らなかった。今回は絞れたし、初戦よりもいい状態」といった江口助手のコメント通りでした。レースはスタートをポンと出ましたが、無理をせず控える形。3コーナーに入って手が動きますが、前が壁になって思うように動けず。直線でバラけてからは脚を伸ばしているだけにちょっと勿体なかったですね。

 レース最速の上がりを使ったアーデントリーは4着。テンから出して行きましたが、結局最後方から。アズマと同じようにコーナーで内へ入れて、同じようなコース取り。ラスト100m付近で前を行く2頭の外に持ち出すとジワジワ差を詰めましたが、本質的に1200mは忙しい感じ。距離が延びた方がいいでしょう。チュウワフライヤーは最内枠からハナを切って、残り1ハロンまで首位争いを演じました。川又騎手は、「周りが牽制し合っていたので、逃げる形に。楽だったけど、もう少し後ろでタメる競馬をすれば良かったかも 」とのこと。

 1番人気のシングルアップは6着。今日は出遅れが痛かったです。馬群の内でリズムが悪く、直線も伸び切れず。2番人気のルチアーナミノルはもう少し積極的に運んだ方が良かったかも。道中でゴチャつく場面もあってか、前走のようなレースぶりが見られませんでした。4番人気のセプタリアンはゲート内で暴れて外枠発走に。正直、パドックの気配も今ひとつ。上位人気馬は2歳戦らしいというか、経験の浅さが出た感じで、力を出し切れませんでした。

 最後に。当日版のデータ室に「前走の頭数が10頭未満の馬は割引」と書いていました。今年は1番人気シングルアップ、4番人気セプタリアン、他にも4・5・7・9着が該当していました。やはり、キャリアの浅い2歳戦だけに頭数の増減はレースに直結すると見ていいでしょう。来年まで覚えておきたいデータですね。

text by 小林  

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。