1:21.5(12.3 – 10.3 – 11.1 – 11.7 – 12.0 – 11.9 – 12.2)

 前半3ハロン33秒7─後半3ハロン36秒1。昨年同様、序盤から緩みのないハイペースで右肩下がりのレースとなりました。脚質的にはやはり差し有利。勝ったリバティハイツは好スタートから、道中は中団でレースを進めて、直線で脚が上がった外のアリアを押しのけると、最後は一完歩毎に脚を伸ばして差し切りました。父はキングカメハメハ。母ドバウィハイツは米の中距離G1を2勝の中距離馬なんですが、母父ドバウィの血を引く馬は日本だとスプリンタータイプが多い気がします。この馬も現在のところはマイルまででしょうか。

リバティハイツの血統表

 アンコールプリュはスタートで2馬身の出遅れ。前には空馬がいて終いに賭ける競馬となりましたが、4コーナーでうまく勢いをつけて、直線でもスムーズに外へ出せました。レース最速の上がりで差し切る勢いでしたが、勝ち馬には僅かに届かず。6着までが0秒2差以内の混戦。流れひとつで結果は大きく変わりそうな一戦でした。アンヴァルは直線内で進路を探しながら狭いところから伸びてきました。スムーズに捌けていればといった内容。ギンコイエレジーは未勝利を勝ったばかり。当然、自己条件なら有力でしょう。直線で一旦は先頭に立ったアルモニカ。前で運んだ組では一番の頑張り。ペースを考えると評価していいでしょう。1番人気のモルトアレグロは10着。スタートで内のアマルフィコーストと接触(相手は落馬)。それでムキになったわけではないでしょうが、厳しいペースを先行して馬群に飲み込まれてしまいました。

text by 小林 

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。