8月4日に新潟競馬場で行われた第11回GⅢレパードS(ダート1800m・3歳・馬齢)は単勝10番人気の伏兵ハヤヤッコが優勝。これが白毛馬として初めてとなるJRA重賞制覇に。急逝したディープインパクト追悼競走と銘打たれたレースを制したのはディープインパクトの馬主である金子真人オーナー(馬主名義は金子真人ホールディングス㈱)の所有馬だったのは偶然か必然か。父キングカメハメハ、母マシュマロ、その母シラユキヒメも同オーナーの所有馬として知られている。手綱を取った田辺裕信騎手はこれでラジオNIKKEI賞から重賞騎乗機会4連勝を達成。管理するのは美浦・国枝栄調教師。ハヤヤッコは北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は金子真人ホールディングス㈱。
それでは京増TMにレースを振り返ってもらいましょう。
【展開・ペース】 今年のレパードSは、展開が勝敗を分けたと言えるだろう。スタートから我先にと飛び出した8〜
【レース分析】 ハヤヤッコはパドックでうるさい仕草を見せていたものの、許容範囲内という程度。新潟競馬場に滞在して調整を行ったのがプラスに作用し、輸送がない分、極端にイレ込むことはなく、仕上がりの方も良かった。
レースはペースを読み切った田辺裕信騎手の決め打ちが、ズバリとハマって後方一気の差し切
「前の位置を取りに行こうとしたんですが、流れが速くなると思ったので付いていかずに、後方から差す形に切り替えました。いい脚を使ってくれましたし、これで脚質に幅が広がったと思います。距離の融通も利きそうなので、これからが楽しみです」と田辺裕信騎手。今後、年長馬と対戦していく上でも戦法に幅が出たのは収穫。ちなみにレパードSで美浦所属馬によるワンツーは2014年以来、2度目。1~3着を独占したのはこれが初めて。上位陣が世代の王座に君臨する関西馬クリソベリルの牙城を崩すことが出来るのか!?対戦する秋が待ち遠しい。
1番人気のデルマルーヴルは、体をスッキリ見せて張りが良く、帰国
③着トイガーはパドックの気配はそれほど目立たなかったが、実戦タイプ
ブルベアイリーデは丸山騎手の腹を括った後方待機からの末脚勝負が嵌まりそうだったが
さて、最も強い競馬をしたのは⑤着サトノギャロスで異論はないところだろう。序盤はハナを切るつもり
text by 京増真臣
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