2019年11月23日(土) 5回京都7日

 前走でも逃げたロールオブサンダー、ヒシタイザンがレースを引っ張る形になったが、枠順の差でハナはロールオブサンダー。過去10年はすべて前半3ハロンよりも後半3ハロンが速い、いわゆる後傾ラップ。それが今年は36.0‐36.4と前半の方が速い前傾ラップ。全体時計は水準で、例年に比べると瞬発力よりもスピードの持続力、持久力が問われた格好。

 勝ったマイラプソディはこれで無傷の3連勝。レースでは外枠もあって終始馬群の外。距離ロスはあるが、不利を受けないポジション。武豊騎手の自信を感じた。勝負どころの反応こそ今ひとつだったが、ラスト1ハロンからの伸びは上々。終わってみれば完勝だった。

 2着には紅一点ミヤマザクラが入った。好位でレースを進めて、4角では早くも先頭に並びかける。最後は内で粘るロールを振り切ったが、外からきた勝ち馬の決め手にやられた。前回もレコードで勝ったようにスローの決め手比べよりも持久力勝負の方が向いているのだろう。力がある。

 ロールオブサンダーは前走から20㎏の馬体増だったが、筋肉質の体つきでそれほど太いという感じはなかった。自分のリズムで運べれば渋太く、今日も淀みのない流れでレースを引っ張って粘り込んだ。ヒシタイザンは最初のコーナーでモタれていた。ペースもあるだろうが、久々の右回りも影響した感じ。ヴァルナはやはり一気の距離延長が応えたか。

 

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