2020年2月2日(日) 2回京都2日

 昨年ほどではないにしても今年の馬場状態で前半33秒9は速い。過去10年のラスト1ハロンはすべて11秒台。それに比べるとラスト1ハロン12秒5はやはり目を引く。今年はハイペースの前崩れ。アウィルアウェイは京阪杯同様スタートは今ひとつ。道中は後方で促しながらの追走。4角で外へ出すとグイグイと伸びてきて、ゴール寸前で差し切った。前述のように展開も向いたが、内が良かった先週までと違って、今週は外が伸びる馬場だったのも幸い。いろいろと噛み合っての重賞初制覇。川田騎手は先週のAJCCと2週続けての重賞勝ち。ジェスタウェイ産駒の重賞勝ちは昨年のロードマイウェイに続いて2頭目。

 エイティーンガールはスタートを五分に出たが、じっくりと終いを生かす競馬。勝ち馬の進路をトレースして、直線はその内を突こうとしたが、前にいたダイメイプリンセスが邪魔になって外に切り返すロスが少しあった。その後、伸びてきてクビ差まで迫ったところでゴール。惜しい。

 ③着にも3勝級を勝ったばかりのナランフレグに入り、3連系の馬券は高配当。着眼担当の石井俊宏TMの推奨馬でもあり、今後も同TMの予想には注目してほしい。レースは最後方から前走と同じように終いを生かす競馬をして、メンバー最速の上がりをマーク。初重賞、右回りも関係なかった。

 先行したモズスーパーフレアセイウンコウセイが4着と5着。押し切るかに見えたが、ゴール直前で失速。セックスアローワンスを考えると実質的にこの2頭がトップハンデ。前者はスピードタイプだけに今日のような力のいる馬場は今ひとつ。後者はプラス12㎏でも太くはなかったが、幸騎手は「左回りの方がいいタイプですし、本番に向けていい競馬ができたと思います 」とのこと。両者とも負けたとはいえ、展開、馬場次第で十分に巻き返せるはず。

 1番人気のレッドアンシェルは、「最後の直線コースで、レッドアンシェルの騎手S.フォーリーは十分に追うことができませんでした。これは同騎手が同馬の歩様に違和を感じ、危険回避のため追うのを控えたものでした」との発表があった。

 

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