2020年2月9日(日) 2回京都4日

 日曜日は小雪が舞う中、良馬場発表でも時計はかかり気味。とはいっても年明けの京都開催ではマシな方。先週から直線は外伸び馬場だったことも記しておきたい。前半36秒7─49秒5、後半46秒3─34秒1。典型的なスローの上がり勝負。前日に同舞台で行われた5R3歳未勝利が36秒0─48秒4、後半47秒3─34秒9で、1分48秒1の決着。前半がこれだけ遅いと仕方のない面もあるが、数字的な価値には疑問符がつく。少なくともスピードの持続力勝負になりやすい皐月賞に繋がるかというと……。

 コルテジアは控える競馬を覚えたことで、ここも好位で脚をためられた。道中から直線は馬場のいい外に出す意識を持って、上がり3ハロンは33秒9。これまでの最速が34秒7。力のいる馬場も良かったが、これほど切れる脚を使えるとは、ちょっとビックリ。前走あたりからコースでビシビシ追い切れるようになり、着実に力をつけている。鈴木孝志調教師はこれが嬉しいJRA重賞初勝利。おめでとうございます。

 ストーンリッジは同じようなスローの上がり勝負だったデビュー戦を快勝。適性は十分にあった。違ったのはスタート。今回は五分に出て、2番手で手応え十分。直線で一旦は先頭に立ったが、右へ右へ逃げており、最後は追い比べでクビ差遅れる。

 注目のアルジャンナは1.5倍と断然(2番人気が6.7倍)の1番人気。レースはちょうど真ん中あたりから。スローペースでも折り合いはついていたし、ラストはさすがという伸びを見せた。ペースを考えると他の上位馬よりも位置取りは悪かったと言えるが、ジョッキーはあの位置からでも差せると考えていたはず。それよりも反応の悪さが気になった。現状でヨーイドンの競馬は?なのかも。ギベルティは切れ負け。グランレイはかなり行きたがっており、今日のところは若さが出てしまった感じ。

 

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。