10月10日に東京競馬場で行われた第72回GⅠ毎日王冠(芝1800m・3歳以上・別定・晴れ・良馬場)は単勝1番人気シュネルマイスターがゴール前で差し切って優勝。騎乗したC.ルメール騎手は昨年のサリオスに続き、当レースは2勝目。管理する栗東・手塚貴久調教師は初勝利となった。シュネルマイスターは北海道安平町ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)サンデーレーシング。
それでは、レースを振り返っていきましょう。
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【展開・ペース】 ダイワキャグニーを制し、外からトーラスジェミニがハナを切りました。馬群は徐々に縦長
夏を越し、安田記念の0秒1差を逆転
【レース分析】 シュネルマイスター(1番人気)は体にボリューム感があって、一段と逞しくなっていました。堂々と大人びた雰囲気で好仕上がり。スタートが今ひとつで後
「向正面ではあまり進んでいかなかったのですが、彼をリスペクトしていましたし、3~4コーナーで手応えが良くなりました。先頭のダノンキングリーには届かないかと思いましたが、凄くいい脚を使って最後は僅かに交わしてくれました。デビュー当時から凄く乗りやすい馬ですが、今回は久々だったのであまりプレッシャーをかけずに運びました。このあとはどのレースを使うかまだ決まっていませんが、次はもっとアグレッシブに乗れると思います。NHKマイルCを勝った時は少しエンジンのかかりが遅かったのですが、今日はそのあたりがパワーアップした感じになっていました」とC.ルメール騎手はコメント。
地力は示したダノンキングリー
ダノンキングリー(2番人気)は以前のパドックではチャカつくくらいうるさ
ポタジェ(4番人気)はプラス体重でディープインパクト産駒とすれば、いくらか立派に映りましたが、気合乗りが早く、力は出せる仕上がり。いい
text by 京増 真臣
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。
【データ泣き笑い】 〇前走クラス・・・①、②着馬は前走が6月の安田記念。今年も前走が同年6月以前のレースだった馬が連対を果たした。 〇東京実績・・・勝ったシュネルマイスターはNHKマイルCを制し、②着ダノンキングリーは今年の安田記念など東京芝1600、1800mの重賞を3勝。やはりモノを言うのは東京での重賞実績。
《毎日王冠 2016-20》 |