2021年12月4日(土) 6回阪神1日
前半62秒9、後半58秒1は重賞としては超スロー。レースの上がりは34秒0、ラスト2ハロン目は10秒8といった瞬発力勝負になりました。レースの方は内枠を引いたカツジですが、距離を意識してかハナは主張せず。代わりに押し出されるようにマイネルフラップが前へ。その外に勝ったソーヴァリアントがピタッとはりついて並走。直線でムチを一発だけ入れて後続に3馬身半差の楽勝。前有利の展開だったとはいえ、ここでは力が違いました。
ヒートオンビートは中団で脚をためる形。4角では少し捌き辛かったようですが、直線はしっかりと脚を伸ばして②着。しかし、前の馬にあの脚を使わされては完敗。ペルシアンナイトは発馬ひと息でヒートオンビートの後ろから。3角手前でマイネルウィルトスとアルジャンナが外から上がっていった時もジッと我慢。直線は外に出して②着馬をアタマ差まで追い詰めました。
ジェラルディーナはスローのインで力んでいましたが、なんとかなだめて中団で運び、直線は馬場の荒れた内を突く形。行くと思っていた隣の馬が行かず、福永騎手も「できれば勝ち馬の後ろあたりで競馬がしたかったのですが、2番が行かなくて、想定していたよりも厳しいポジションになってしまいました」と。まだ出しては行けませんし、今日のところは力を出し切れませんでした。3番人気のマイネルウィルトスは前述通り早めに動いたこともあって、最後の坂で切れが鈍って着外に。
text by 小林
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