2月20日(日曜)に東京競馬場で行われた第39回GⅠフェブラリーS(ダ1600m・4歳以上・定量・小雨・重馬場)はカフェファラオ(単勝2番人気)が好位から抜け出して優勝。昨年に続く、連覇を達成した。騎乗した福永祐一騎手はメイショウボーラーで制した2005年以来となる当レース2勝目。管理する美浦・堀宣行調教師も昨年に続く2勝目となった。カフェファラオは米国・P.ポンパさんの生産馬。馬主は西川光一さん。
それでは、レースを振り返っていきましょう。
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【展開・ペース】 サンライズホープがハナに立ちましたが、スタートしてから2ハロン過ぎにテイエ
約束の地で見事な連覇達成!
【レース分析】 本紙予想で本命に推したカフェファラオ(2番人気)はブリンカーからチークピーシズに戻したことが直接の勝因と断定はできませんが、テンションは上がらず、
「レース前に先生と話していた作戦通りのポジションで競馬ができました。あそこを取れるかどうかで、この馬が気分良く走れるかどうかが変わってきますし、スタートには気をつけていました。隊列はある程度イメージ通りになって砂を被らない形でしたし、あとは抜け出して気を抜いたり、遊ばれないように気をつけるだけでした。自分がけがから復帰する前から依頼をいただいていて、その期待に応えたいと思っていましたし、いい仕事ができました」とレース後に福永祐一騎手はコメントしています。
更に調子を上げていたテイエムサウスダン
テイエムサウスダン(5版人気)はマイナス8キロと体が絞れ、力強い歩様、フットワーク。根岸S以上の
ソダシ(4番人気)はテンションが上がらず、活気に溢れる周回。筋肉質で、パワフルな脚捌き。チャンピオンズCは大敗を喫しましたが、ダート適性はあると踏んでいました。前に馬を置き
text by 京増 真臣
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。
【データ泣き笑い】 〇前走クラス・・・勝ち馬は前走がGⅠ。②着馬は前走GⅢ①着とどちらも連対条件をクリアしていた。 〇馬齢・・・今年は5歳勢がワンツーを決めた。高齢馬が多く出走するのはダートGⅠの特徴ではあるが、確実に世代交代は進行しているようだ。 〇前走馬体重・・・前走時の体重が554キロだったテイエムサウスダンが②着に好走。来年以降は超の付く大型馬といって割り引くのは避けた方が無難だろう。 〇チャンピオンズC組・・・前走、チャンピオンズCで2番人気に支持されたソダシが③着に好走。昨年は同じように前走、チャンピオンズCで2番人気⑥着だったカフェファラオが当レースを勝っている。このようにチャンピオンズCで上位人気に支持された馬は着順がひと息でも一変するケースが多々あり、要注意と言える。
《フェブラリーS 2017-21》 |