2022年3月13日(日) 2回中京2日

 ジャックドールがハナを叩いて最初の3ハロンは35秒7。その後はずっと11秒台が並んで、前半は59秒3。残り3ハロンで11秒0とペースアップした時も手応えは楽。直線半ばで追いすがるギベオンを突き放し、追いかけるレイパパとの差は詰まらないままゴール。開幕週のイン有利の馬場もあったとはいえ、後続に2馬身半差をつけるレコードで完勝。今後の競馬界を引っ張っていく可能性を感じませました。課題を挙げるとすれば、序盤がそこまで速くなく、徐々にペースを上げていくタイプなので、テンに速い同型がいた場合にどうかでしょう。

 レイパパレも海外帰り緒戦で②着と地力を発揮。道中は好位4番手。折り合いがついて、2000mならやはり走ります。アカイイトは中団のインで脚をためながら、スムーズな立ち回りで直線へ。前が壁になって外に持ち出した時にレイパパレと少し差がついてしまいましたが、最後は一完歩毎に追い上げてきました。折り合いに進境を見せて、いつもより前の位置で運べた点は収穫です。

 ポタジェはレース最速の上がり34秒2。今日の中京の馬場で、最後方から大外に出す競馬では厳しいでしょう。上位3頭には完敗ですが、よく④着まで追い込んできました。連覇を狙ったギベオンは勝ち馬の後ろ。枠なりで先行する形。最後1ハロンで甘くなりましたが、掲示板は確保。相性のいいコース、坂路中心の仕上げで変わり身を見せました。人気の一角サンレイポケットは⑦着。スタートで押して押して中団につけますが、外枠とペースが速かったこともり、向正では後方寄り。馬場を意識しての積極的な騎乗は悪くありませんでしたが、天皇賞秋、ジャパンカップ、京都記念はいずれもスロー。今日はマッチしませんでした。

text by 小林  

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