競馬 研究ニュース

第27回 プロキオンS 回顧

 

 

2022年7月10日(日) 3回小倉4日

 昨年は重馬場で1000m通過59秒2、今年は59秒5。馬場状態を考えると今年の方が緩みのない流れ。レースはハイペースの消耗戦。砂を被りたくないエアアルマスは最内枠を引いた時点で行く一手だっただろう。メイショウウズマサ、エクレアスパークル、トップウイナーも前へ。勝ったゲンパチルシファーは終始楽な手応えで好位の後ろを追走。残り800mから馬群の外に持ち出して追撃態勢に入り、残り600mからジワジワと追い上げていく。直線は外からヒストリーメイカーが追いすがるが、危なげはなかった。完勝。

 序盤は後方からレースを進めて、向正面で外から進出を開始したヒストリーメイカー。終始、外々を回りながら長く脚を使っており、強い競馬をしている。やはり、右回りの方がいい。サクラアリュールも後方から徐々に動いていく形。勝負どころではコースロスを抑えてうまく乗られている。最後は同じ脚色になったが、ブリンカー効果もあってか渋太く脚を使っていた。

 アルドーレはスタートで躓きもあって中団から。後ろから動いてきた5枠2頭の動きについていけなかったし、行きっぷりが悪かった。今は小回り1700mだと少し忙しいかも。サンライズウルスは外枠で出遅れてポツンと最後方。直線でバテた馬を交わしただけ。今回は中身に乏しかった。決めつけるのはまだ早いが、ワンターンの競馬が理想かも。1番人気のラーゴムは⑫着。外枠から押して押して好位を確保。3角手前で勝ち馬に外に押し出されてポジションが悪くなる場面もあったが、コーナーでは外に張っていたし、物足りない内容だった。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。