2023年4月23日(日) 1回京都2日

 京都競馬は大改修を終えての開催1周目。馬場はその気なら時計が出る状態で、1分31秒5は2018年にサングレーザーが記録したコースレコードに0秒2まで迫る好タイム。それでも、ペース次第で差すも利く比較的フラットな馬場。レースは前半34秒4、46秒1─後半45秒4、34秒1のミドルペース。ハナは予想通りシャイニーロック。外枠から仕掛けて先頭に立ち、道中も自分のペースで運べました。レースのラストが11秒5─11秒5と止まっていませんが、酒井学騎手が「左へ張る癖があるので、直線で他馬に迷惑をかけてしまいました」と話していたように、直線は外へ外へ。ビーアストニッシド、キングエルメスに迷惑をかけて制裁を受けてしまいました。ただ、これが重賞初挑戦ですし、よく頑張っていると思います。

 勝ったのは1番人気のシュネルマイスター。道中は後方外めからじっくりと。エアロロノア=武豊騎手を見ながら。直線は大外から鮮やかな差し切り勝ち。レース上がりを1秒2上回る32秒9の決め手は一枚抜けていました。今回は1週前から栗東入りして、きっちりと結果を出しました。

 クビ差の②着がガイアフォース。一貫して中長距離を使ってきて、今回は初めてのマイル戦。レースぶりが注目されました。スタートこそひと息でしたが、道中は中団の馬込みでなだめられながら、行きっぷりは悪くありませんでした。最後は勝ち馬の決め手に屈しましたが、ラストの切れはなかなか。能力の高い馬です。

 ソウルラッシュは大外枠でしたが、まずまずのポジションを取れましたし、脚もたまっているように見えました。スムーズな競馬ができましたし、直線もしっかり伸びて、先に抜け出したマテンロウオリオンは掴まえられましたが、ゴール寸前で外から2頭の強襲に遭いました。

 マテンロウオリオンは好位の後ろ。直線は外に出せず最内へ。残り1ハロンから前を行くシャイニーロックが外へ行ったこともり、スペースは開きましたが、若干仕掛けが遅れた印象。とはいえ、ここ一連の内容に復活の兆しを見せています。ジャスティンスカイはスタートは悪くありませんでしたが、好枠を生かせず、結果的に道中の位置取りが悪かったです。今日のところは古馬重賞の洗礼を受けた格好。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。