2023年7月2日(日) 3回中京2日

 芝は稍重スタートでしたが、メインの頃には良馬場に。開幕週らしく内有利の状態でした。レースは前半33秒7─後半33秒5のミドルペース。4コーナーで最内を回った馬は4頭いましたが、前から①②⑤⑫着。ダッシュ良くハナを奪ったジャスパークローネが嬉しい重賞初勝利。団野大成騎手は高松宮記念、福島牝馬Sに続いて、今年3つ目の重賞勝ちです。「直線はヨレるところもありました」とレース後のインタビューでしたが、全体的には危なげなかったです。

 サンキューユウガは勝ち馬の後ろでレースを進めて、直線で一頭分だけ外に出して伸びてきましたが、前が止まりませんでした。とはいえ、後続には2馬身差をつけており、格上相手の重賞初挑戦で大健闘。ハンデ、初ブリンカー、実績のある中京の芝と変わる要素も揃っていた感じ。

 スマートクラージュはラチから2頭目の内めを回る競馬。ただ、直線に向いて外からマッドクールに蓋をされたので内を突こうとしますが、進路がなく、追い出しが遅れる形に。そこがスムーズだったらもう少し差は詰まっていたはずです。

 トゥラヴェスーラは中団で脚を溜めながら。直線はマッドクールの外から脚を伸ばしますが、今日の馬場と展開では④着まで。それでも、いつもよりも流れに乗って脚を溜められたのは収穫。タイセイアベニールは有利なラチ沿いを通れましたが、やはり位置取りの差があったでしょう。1番人気のマッドクールはまさかの⑨着。早めに手応えが怪しくなりました。休み明けでトップハンデの58.5㎏を背負っていた分もあったのでしょうが、今日は集中力を欠く走りでした。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。