2017年5月6日(土)3回京都5日11R 第65回 京都新聞杯(GII)を勝ったのは2番人気のプラチナムバレットでした。河内洋調教師は2011年ヤマニンキングリーのシリウスS以来となる嬉しい重賞勝ち。浜中俊騎手は阪神牝馬Sのミッキークイーンと合わせて今年重賞2勝目。マンハッタンカフェ産駒は日経賞シャケトラ、きさらぎ賞アメリカズカップに続く今年3頭目の重賞勝ち。それではレースラップです。
2:15.2(12.7 – 11.1 – 12.8 – 12.4 – 13.1 – 13.1 – 12.7 – 12.6 – 11.6 – 11.5 – 11.6)
道中は13秒台のラップが2つも並ぶ緩い流れ。勝ち時計の2分15秒2は良馬場の過去10年で最も遅い数字です。そんな中でウインベラシアスが3コーナー過ぎまで後続を大きく引き離す逃げ。2番手以降のペースは推して知るべし。結果的にこのメンバーではプラチナムバレットの決め手が一枚上でした。じっくり運んで切れ味を最大限に引き出した形。1番人気のサトノクロニクルは4コーナーの手応えは今イチで、外のミッキーの方が良かったぐらい。それでも直線は馬場の内めに進路を取り、一旦は頭ひとつ抜け出し、そのまま押し切るかといった寸前で外から強襲されて2着。タラレバを言えば、着差が着差だけに直線入り口でスムーズに外へ出せていれば……といったところでしょうか。
3着ダノンディスタンスは離れた2番手でレースを進める形。休み明けではありましたが、自分の競馬はできたのではないでしょうか。サトノリュウガ、ゴールドハットの5枠2頭は上がり33秒台の脚を使っていますが、今日の流れではここまで。ミッキースワローはいい感じで上がっていきましたが、最後は鋭さ負け。インヴィクタはこの流れだけに、やはり出遅れが痛かったです。
展開を考えると勝ち馬の末脚は光りますが、全体的に小粒な印象を拭えません。重賞としてはちょっと淋しい内容でした。
text by 小林
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