2023年11月4日(土) 3回京都1日

 前半34秒1、後半35秒2のハイペース。坂が始まる残り1200mからの10秒8は今の京都だと大体こんなものですが、過去に京都で行われたファンタジーSと比べると前半は速いです。ハナを切ったピューロマジック、シュークリームには決して楽なペースではありませんでしたが、それでもラスト1ハロンまでは踏ん張っていました。Bコース替わりで内の荒れた部分がカバーされた点がプラスに働いたのは確かでしょう。勝ったカルチャーデイは先頭の2頭から少し離れたインの4番手。タテ長の展開で後ろから外を回った組には厳しいなか、ロスなく立ち回って直線で外へ。残り1ハロン標で先頭に立つと、そのまま押し切りました。「思っていた以上に反応が良過ぎて、追い出しが早かったかと思ったのですが、最後まで一生懸命に走ってくれて勝つことができました」と酒井学騎手。

 2着と3着は内から追い上げた2頭。ドナベティは枠なりでインを回って、直線も最内からシカゴスティングと併せ馬の形で伸びてきました。シカゴスティングは前半でうまく内に入れて枠の不利を打ち消しました。「内が開くなら内へ行こうと。理想的な位置に嵌まったと思いました」と鮫島克駿騎手が話していたように負けたとはいえ、やりたい競馬はできました。1番人気のセントメモリーズも前述の2頭と同じような位置取りでしたが、こちらは4角で外を回す形。よく追い上げていますが、今日の馬場ではここまで。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。