2024年12月1日(日) 4回中京2日
ペースは前半36秒0、48秒2─後半49秒3、36秒9で1分50秒1。昨年は前半36秒4、48秒8─後半49秒7、37秒3で1分50秒6。レースの焦点は序盤の先行争いだったが、やはり内のレモンポップ、外のミトノオーの兼ね合いがつくまでに時間がかかり、3ハロン目が12秒4と昨年より0秒5速くなった。ただ、レモンポップが突っぱねると、ミトノオーも無理には競り合わず、中盤が12秒6とレモンポップは息が入った。その後は後半に息を入れられた昨年とは違い、早めに踏んでいく形。最後はさすがに苦しくなったが、ウィルソンテソーロの猛追を凌いで見事に有終の美を飾った。「ロスなくいきたいと思っていたので、来るなら来いという気持ちでした」と坂井瑠星騎手。本質的に1800mは少し長いはずだが、攻めた末の史上2頭目のチャンピオンズC連覇達成であり、今年の方が値打ちがあると思う。
ウィルソンテソーロは昨年の11/4馬身差からハナ差まで差を詰めたが、2年続けての②着。道中は中団の内めでロスを抑えた立ち回り。コーナーでグロリアムンディが退いてスペースができると、ひと呼吸待って外へ。その後、セラフィックコールとのポジション争いを制して、先を行くサンライズジパングの後ろを確保。外に出してからの伸びはナンバー1。惜しかった。③着はドゥラエレーデ。こちらも2年連続。終始ラチ沿いをキープした立ち回り。近くにいたウィルソンテソーロとは対照的。直線も内一頭分は空いていた。「思ったよりスローになってしまった。最後は素晴らしい脚を見せてくれたが、もう少し普通のGⅠのペースならよりいい結果を得られたと思う」とムーア騎手。その前で運んでいたのが④着ハギノアレグリアス。直線でクラウンプライドの外へ。そのまま内を回った方が良かったが、それは結果論。7歳でも昨年より着順を上げた。ペプチドナイルは好位の外。直線に向いて勝ち馬を捉えようとしたが、逆に突き放されてしまった。「悪くないポジションで運べましたが、勝ち切るにはこの上ない絶妙なさじ加減が必要で、それを僕ができなかったです。ワンターンの1600mの方が安定して力を出せると思いますが、1800mも駄目ではありません」と藤岡佑介騎手。
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