競馬 研究ニュース

第42回東海S 回顧

 

 

2025年7月27日(日) 3回中京2日

 10R1勝クラスが前半34秒8だから、入りの34秒6はそこまで速くない。3番手のヤマニンウルスはしっかりと脚がたまっていた。4コーナーで後続を引き離して2番手に上がり、楽な手応えで直線へ。1ハロン標手前で先頭に立つ。その後、ムチを入れるとあっさり抜け出して快勝。強かった。今回から装着したブリンカーの効果もあっただろう。昨年までプロキオンSとして行われていたレースであり、言わばディフェンディングチャンピオン。その後はなかなか結果を出せなかったが、1年ぶりの同舞台で見事に復活を遂げた。「理想のポジションでレースができました。連勝した時にようやく戻ってきました」と武豊騎手。

 インユアパレスは中団で勝ち馬を見ながら。3コーナーで勝ち馬がスーッと上がっていった時も慌てず騒がず。コーナーは内でロスなく立ち回って、直線に向いてから勝ち馬の外へ。自身も伸びているのだが、相手が止まらなかった。「とても具合が良くて、しっかりと能力を出し切ってくれました。」と川田騎手。1番人気のビダーヤは③着。3角ではインユアパレスの後ろにいたが、4角でこちらは外へ。結果的にここでの進路取りの差が出たが、重賞にメドは立った。オメガギネスは出遅れて後方から。距離ロスを抑えた立ち回りはできたが、今日の競馬では位置取りの差が大きかったか。1400m自体は初めてでも適性は感じた。人気の一角サンライズフレイムは外枠で終始外を回らされ、展開が嚙み合わなかった感じ。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。