2025年11月23日(日) 4回京都6日
3日間開催の中日に行われた第42回マイルチャンピオンシップ。芝は今週からCコースを使用。それでも各馬、直線は内を避けて外へ。内を通って上位に来たのは内回りの最終レースぐらい。ただ、時計はペース次第で出る状態。走破時計の1分31秒3は、2018年にサングレーザーが叩き出したコースレコードに並ぶタイレコード。ペースは34秒2─23秒5─33秒6。昨年が前半33秒8、一昨年が34秒3で、今年はトウシンマカオが後続を離しての単騎逃げ。2番手のエルトンバローズ以下はそれほど速くなかった。その分、上がりが速くなり、レースとしては前有利。その前が外を回すのだから更に外を回らされる後ろの馬には厳しかったと言える。
ジャンタルマンタルが1番人気に応えて快勝。これで国内マイルGⅠ4勝目。少なくとも今年度の最優秀マイラーは堅いだろう。レースは3番手で手応えは楽。そのまま直線は馬場のいい外めに進路を取り、1ハロン標で危なげなく抜け出した。強い馬が展開的にも楽なのだから、この結果も頷ける。「胸を張って、この馬がこのカテゴリーのチャンピオンだと自信を持って言える競馬でした」と川田騎手。ガイアフォースは勝ち馬の真後ろを確保。直線で外へ行った勝ち馬に対して、こちらは2番手エルトンバローズの内へ。先行2騎の狭い間をこじ開けるように伸びてきた。結果的には「理想はもう1列前でした」との横山武史騎手のコメント通りか。
3着には人気薄のウォーターリヒトが突っ込んできた。道中は中団の内。コーナーではガイアフォースの後ろを追走。結果的にこのラインの前から順にワンツースリー。こちらはエルトンバローズの1つ外に出し、際どい②着争いに持ち込んだ。オフトレイルは位置取り的にいいとは言えなかったが、コーナーで内をロスなく立ち回れた。GⅠでメドの立つ走り。ソウルラッシュは今日は外枠が応えたか。序盤のポジション争いでラヴァンダに負けたのが痛かった。7歳暮れで骨折明け2走目。頑張っていると思う。
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