藤田浩貴トレセンの歩き方～イクイノックス～

トレセンの歩き方

　皆さん、こんにちは！美浦支局で厩舎取材を担当している藤田です。今回は東京スポーツ杯2歳で素晴らしい勝ちっぷりを見せたイクイノックス（美浦・木村厩舎）について取材させてもらいました。（取材日：11月24日）

▲イクイノックスが勝った東京スポーツ杯2歳Ｓの映像はコチラ

▲厩舎で寛ぐイクイノックス（写真は厩舎スタッフの方提供）

　一躍、クラシックの最有力候補となったイクイノックス。同馬を担当しているのが斉藤健二厩務員。

　斉藤厩務員「凄く頭のいい馬なんです。トレセンに入厩してきた当初は脚を上げたり、噛み付いたりとやんちゃなところがあったんですが、1度叱れば次からはそんなことはしません。今ではカイバを食べている最中に撫でたりしても怒りませんし、大人しいですよ｣

▲落ち着いた様子でカイバを食べるイクイノックス

　東京スポーツ杯2歳Ｓを勝ちましたが、レース前はどんな風に見ていましたか？

　斉藤厩務員｢2戦目で重賞でしたし、今回は相手も揃っていましたからね。体つきもデビュー戦の頃と変わっていなかった（レースではプラス8キロで出走）ので半信半疑だったんです。あれだけの強い競馬をしてくれたので驚きました。もともと素質は感じていましたが、体が凄く柔らかいのが特徴。それが芝の実戦であれだけの速い上がりを使える要因でしょう｣

　イクイノックスの今後についてどのように感じていらっしゃいますか？

　斉藤厩務員｢まだ頼りなさは残っています。11月25日に放牧に出ますが、ひと回り体が大きくなってくればもっと凄い馬になると思います。次に会う時を楽しみにしています」と締め括ってくれました。

　いかがだったでしょうか？イクイノックスの次走に関しては未定ですが、重賞を勝って賞金を加算できたことにより、来年のクラシックに向けて最善のローテーションが組まれるでしょう。今後もその成長、また舞台裏をこちらでお伝えできればと考えています。どうぞ皆さん、これからもイクイノックスの走りに注目し、応援を宜しくお願いします。

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