3月7日に中山競馬場で行われた第58回GⅡ弥生賞ディープインパクト記念(芝2000m・3歳・馬齢重量・曇り・良馬場)はタイトルホルダー(単勝4番人気)が優勝。騎乗した横山武史騎手、管理する美浦・栗田徹調教師とも当レースは初勝利。この結果、③着までに入ったタイトルホルダー、シュネルマイスター、ダノンザキッドがGⅠ皐月賞の優先出走権を獲得した。タイトルホルダーは北海道新ひだか町・岡田スタッドの生産馬。馬主は山田弘さん。
それでは、レースを振り返っていきましょう。
【展開・ペース】 今年のGⅡ弥生賞ディープインパクト記念は展開が結果に直結しました。すんなりとハナ
迷いなき積極策でGⅠ馬を撃破
【レース分析】 タイトルホルダー(単勝4番人気)はパドックの外めを勢い良く周回。脚取り
「調教からいい感触でした。スタートが速いですし、今日の形はイメージ通りでした。まだ調教では2回、競馬では1回しか乗っていないので、すべてを把握し切ってはいませんが、乗りやすい馬ですね。何とかいい形でトライアルを勝てて良かったです。本番も頑張るので応援よろしくお願いします」とレース後に横山武史騎手がコメント。岡田スタッドの生産馬で、ファンの多いメロディーレーンの弟。軽快な先行力が武器であり、持ち味。長丁場を得意とする姉とは違い、中距離がぴったりですね。
初黒星を喫したダノンザキッド
シュネルマイスター(単勝2番人気)は当日の馬体重がプラス6キロ。馬体は一段と逞しくなり、迫力満点ですが、胴の
ダノンザキッド(単勝1番人気)は見栄えのする好馬体。身のこなしは滑らかでした。鍵になるレース前の
text by 京増 真臣
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。
【データ泣き笑い】 〇前走クラス・・・連対馬の前走を見ると、勝ち馬はGⅠ④着、②着馬は1勝クラスで優勝。連対候補の条件を満たしていた。 〇枠順・・・8枠のシュネルマイスターが②着に好走。たとえ、頭数が少なくても外枠に入った馬には注意が必要だ。 〇GⅠ実績・・・前走でGⅠを勝っていたダノンザキッドは③着。馬券圏内は確保したものの、来年以降は連軸として狙うのは危険だろう。7・8枠に入り、連対条件を満たしていた馬から軸を選ぶのが無難か。
《弥生賞ディープインパクト記念 2016-20》 |