5月8日(日曜)に東京競馬場で行われた第27回GⅠNHKマイルカップ(芝1600m・3歳・晴れ・良馬場)はダノンスコーピオン(単勝4番人気)が内・外離れての追い比べを制して優勝。騎乗した川田将雅騎手、管理する栗東・安田隆行調教師ともNHKマイルカップは初勝利。ダノンスコーピオンは北海道新ひだか町ケイアイファームの生産馬。馬主は㈱ダノックス。
それでは、レースを振り返っていきましょう。
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【展開・ペース】 主導権を握ると目されていたジャングロが出遅れてしまったことで、「2番手につ
【レース分析】 ダノンスコーピオン(単勝4番人気)はスカッと見せるほど馬体の張りが良く、脚取りもスムーズ。前走以上のデキに映りました。スタートが速く、速めの
「レースではいいリズムでしたし、バランス良く走ってくれました。最後は外から伸びてくる馬がいて差が僅かでしたし、何とか凌いでほしいと思っていました。2走前の共同通信杯は苦しい状態での出走でしたが、そこから立て直して、今日の返し馬の感触は一番良かったので自信を持ってレースができました。もともとポテンシャルの高い馬でこのNHKマイルカップを目標にしていました。素晴らしい馬をGⅠ馬にさせてあげることができて良かったです」とレース後に川田騎手はコメント。2連勝で3歳マイル王の座に輝いたダノンスコーピオン。早めに抜け出して後続を封じた走りは立派の一語。マイル戦では底らしい底を見せておらず、夏場を休養に充てて更に成長も見込めるはず。秋は年長馬を撃破し、マイル界の頂点に立っても驚けません。
マテンロウオリオン(3番人気)はテンションは高めでしたが、この程度なら許容範囲内。身のこなしは滑らかでした。出遅れましたが、この馬の気質、展開を考
本命に推したインダストリア(2番人気)は体が引き締まり、手先の運びは素軽く、バ
text by 京増 真臣
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。