旅うまチャレンジスタンプラリー(船橋編)

 

 そうくるか、と佐賀の雪、高知の雨、に続いて強風に見舞われたM.Mです。さすがに他はもうないでしょう。

 今回は4月11日、JpnⅢマリーンCが行われた船橋競馬場を訪れました。電車の運行にも影響を及ぼすほどの強風で砂埃も舞い、大変でした。

 

 当然ですが船橋競馬場は千葉県船橋市に位置し、1950年に開場されました。最寄り駅はJR南船橋駅(徒歩10分)、京成船橋競馬場駅(徒歩5分)で、周辺には「ららぽーとTOKYO-BAY」「ビビット船橋」「IKEA」などがあり、ショッピングには困りません。また、JRで10分少々のところには「東京ディズニーリゾート」がありますので、デートにももってこいの立地ですね。

 コースは1周1400mの左回り平坦コースで、直線距離は308mです。厳密には別に内回りコースもあるのですが、10年以上使用されていません。南関東4競馬場で唯一スパイラルカーブを採用しており、コーナーの内外に高低差をつけ、進入が緩やかで出口がキツいという形状で、差し馬がスピードを落とさずコーナーに入れ、直線でバラけやすく、乗りやすいコースとされています。

 船橋競馬は2015年からナイター競馬「ハートビートナイター」を開催しており、この平成30年度は通年ナイターとなることが発表されています。

 所属騎手では2015,16年の全国リーディングを獲得した森泰斗騎手、昨年のヤングジョッキーズシリーズ初代王者となった臼井健太郎騎手などがおり、通算6000勝以上を挙げる62歳の大ベテラン石崎隆之騎手も船橋所属です。

コース

パドック

 

 マリーンC当日は開門までららぽーとのカフェで時間を潰してから競馬場へと向かいました。まず中に入ると船橋ケイバ公式マスコットキャラクターの「キャロッタ」がお出迎え。なかなか愛くるしい表情です。一応「元」競走馬という設定だそうです。

 船橋競馬場も前回の高知競馬場と同じように女性専用ラウンジ「クイーンズラウンジ」というスペースがあるようで、最近はJRAに限らず、女性に競馬を楽しんでもらおうという取り組みが広がってきていますね。

キャロッタ

 

 女性をターゲットということでは、4月から千葉県内のこだわりグルメや人気のスイーツが毎月出店されるようで、当日は第1回ハートスイートナイターとして「シーサイドカフェクルゼ」さんがいろいろなスイーツを販売されていました。クレープ風パンケーキのお店だそうで、ラパンバナナ(500円)を食べてみました。その場で焼き上げたパンケーキ風生地をクレープのように巻いてあります。インスタ映えするようなおしゃれな写真にはできませんでしたが……。次回のゴールデンウィーク開催も日替わりで絶品グルメが登場します(スイーツではない日もあります)。

シーサイドカフェクルゼ

 

 続きまして、個人的に船橋ケイバで一番楽しみにしていたのが「ハートビートVR」です。船橋の川島厩舎の協力により、日本初の実写映像ジョッキー体験ができるVRで、実際に調教の映像を使用し、360°実際の映像が広がっています。なかなかこの凄さを言葉でお伝えするのは難しいので、是非体験していただきたいと思います。ただ、1人で衆目にさらされるのは若干恥ずかしかったので、できれば囲いか何かを作っていただいて、その中でできるようにしてもらえないかな……と思いました。このVRは船橋限定で、次回は5月2日、3日に体験できます。

 

 VRを調子に乗って本気でやるとリアルに疲れます。特に運動不足で太って足腰が弱っている私なんかは尚更です。運動後の1杯ということで早速ビールを。研究ニュースの藤原さんのオススメ「東西商会」で牛すじ(200円)とビール(500円)を購入。教えていただいたのは2階のお店でしたが、3階のお店に行ってしまいました。ですが「東西商会」さんはスタンド1階、2階、3階それぞれにあるようです。某テレビでも紹介されたようで、人気のお店です。

 早くからビールを飲んでいた理由は他にもあり、当日は場内でビールを買うと1杯につき1枚スクラッチカードがもらえて何か当たるかもしれないから、でした。すると4等が当たりました。いわゆる残念賞です。他にもマリーンC大抽選会に参加してみましたが、9等でした。いわゆる残念賞……。

 もうひとつ藤原さんにオススメいただいたのが、パドックを抜けてまっすぐスタンドに入ってすぐの1階「駿彩」のちくわ天。夜になりちょっと寒かったのでちくわうどん(500円)にしてみました。関西人にはなかなか違和感のあるいわゆる関東風の濃い色のつゆですが、おいしくいただきました。その他にも、入場門すぐのところにある「成田漬物本舗」は成田山参道にある漬物専門店で、こちらもおいしくて評判だそうです。

3階「東西商会」

1階「駿彩」

 

 マリーンCを前に1階投票所アタリーナ特設ステージで行われたのは予想トークショー。グリーンチャンネルキャスターの小堺翔太さん、女優、声優でグリーンチャンネルにも出演されていた黒澤ゆりかさん、今春デビュー予定の競馬アイドルユニット「桜花のキセキ」の一瀬恵菜さんの出演で、一瀬さんのアイドルとは思えないマニアック?な競馬トーク、笑いありのトークショーで盛り上がりを見せていました。

 そして行われたマリーンCはJRA所属馬4頭が上位を独占し、横山典騎手騎乗のアンジュデジール(栗東・昆厩舎)が先手を取っての逃げ切りで、エンプレス杯に続く連勝でダートグレード競走3勝目を挙げました。

 

 次回の船橋開催は4月30日から5月4日までのゴールデンウィーク開催で、連日豪華ゲストが目白押しのトークショー、家族で楽しめるイベントや抽選会などが予定されており、5月2日にはJpnⅠかしわ記念も行われます。今年のフェブラリーSの上位3頭、ノンコノユメ、ゴールドドリーム、インカンテーションなどが出走を予定しており、再び熱いレースになること間違いなしです。

 また4月30日からは競馬を観ながらBBQが楽しめるという「ハートビートBBQ」がオープンします。機材だけでなく、食材もついたコースは大人1人4350円(税込)、食材持ち込みの機材コースは大人1人2400円(税込)となっています。別料金で飲み放題もセットできるようですので、詳しくはハートビートBBQホームページをご覧下さい。

 

 船橋競馬場は、競馬を楽しむだけでなく周辺にも一日楽しめる施設がてんこ盛りです。次回のゴールデンウィーク開催はもちろんのこと、その後も船橋競馬場で是非競馬をお楽しみ下さい。

 次回の遠征は少し間隔を開けまして、アレに行こうと考えています。また次回、お目にかかりましょう、ありがとうございました。

競馬ブック M.M

 競馬があるところにはどこへでも足を運び、JRA、地方競馬場を踏破。2016年には香港にも遠征。JRAは勿論だが、地方競馬が大好物。ただ、馬券はド下手という致命的な弱点を持つ。どうしても競馬に関わる仕事がしたいと一念発起して、2017年競馬ブックに転職。業務で校正など、日々「日本語」と格闘中。