競馬 研究ニュース

旅うまチャレンジスタンプラリー(盛岡編)

旅うまチャレンジスタンプラリー(盛岡編)

 

 とにかく暑いです。電気代を気にしつつもエアコンをつけているM.Mです。

 今回は初の北日本エリア、マーキュリーC当日の盛岡競馬場を訪れました。天気は持ちそうな感じでしたが、盛岡に着くとデジカメが壊れていました。というわけで、今回の写真は全てスマホ撮影ですので画質はご容赦下さい。

 盛岡競馬場は盛岡市に位置し、アクセスは盛岡駅から無料バスで約30分です。帰りもバスはありますが、ダートグレードなど大レースの直後は競馬場周辺がかなり渋滞し、30分以上要することも考えられますので、時間には余裕を持っておいた方がいいでしょう(以前、盛岡から仙台への高速バスに1本乗り遅れたことがありました)。

 

 コースは左回りで、地方競馬で唯一の芝コース(1400m)を備え、芝の外にあるダートコースは1周1600mです。直線はゴールまで300mあり、迫力ある追い比べが展開されます。また、地方競馬では珍しく、直線には坂があります。3コーナーまで緩やかに上ったあと、直線入り口まで下り、そこからゴールに向けて上っていきます。馬券的には内の先行馬が有利なのか、外の差しが利く馬場なのか、当日の馬場傾向などを観察することが的中へのヒントとなるでしょう。芝は小回りですので内枠、先行馬が有利かと思いますが、血統的に芝で変わり身を見せそうな馬を探し出すことで好配当をゲットできるかもしれません。

 岩手の所属騎手ではしばらく村上忍騎手がトップを守っていましたが、ここ数年は山本聡哉騎手が村上騎手を抑えてリーディングを獲得しており、この2人がトップを争う状況が長く続いています。

 

盛岡競馬場の巨大馬像

アトリウム

ジャンボ焼き鳥

 当日は祝日ということもあり、場内は子ども連れの家族客が結構目立ちました。時間が経つにつれてかなりの賑わいを見せ、日が射すとさすがに暑いものの、関西の暑さに比べると風も爽やかで過ごしやすさがありました。

 まず入場門をくぐって目の前に現れるのが巨大馬像。フランスの有名な彫刻家の作品だそうで、正面から見ると後ろのスタンドがペガサスの羽根のように見えるようになっています。この馬像から左手に向かっていくと4コーナー側で、芝生エリアや庭園などがあります。右手に向かっていくと屋台村、パドックがあります。当日はキッチンカーの出店もあり、昼過ぎにはかなりの行列ができていました。 スタンド内には、大画面モニターが設置されたアトリウムがあり、暑い日でも快適にレース映像が楽しめます。岩手が生んだ名馬メイセイオペラの展示コーナーなんかもあります。

 盛岡競馬グルメで一番有名な物と言えば、屋台村の店舗で販売されている「ジャンボ焼き鳥(400円)」です。タレ、塩、タバスコの3種類が販売されており、とにかく文字通りデカいです。焼き鳥というよりはもはやチキンステーキです。ちょうど直前にキッチンカーで「石巻焼きそば」と「牛タンつくねあぶりわさびマヨ」を食べていたので、ジャンボ焼き鳥も食べると満腹になってしまいました。

 

ジャパンジョッキーズC騎手紹介

ジョッキーズC表彰式

マーキュリーCゴール前

 さて、当日は例年この日に行われる騎手招待競走「ジャパンジョッキーズカップ」がマーキュリーCを挟んで行われました。チームJRA、チームWEST、チームEASTそれぞれ4人の12騎手がポイントを競い、チーム戦と個人戦を戦います。

 チーム戦は上位着順を堅実に押さえたチームJRAが優勝。個人戦は、勝てなかったものの3戦とも3着以内を確保したチームJRAの内田博幸騎手が優勝を果たし、「チーム優勝賞金100万円は、西日本豪雨で被災した方々に寄付します」と宣言。

 メインレースとなったマーキュリーCは、昨年の覇者ミツバが直線渋太く足を伸ばして逃げたヨシオを捉え、このレース連覇を果たしました。

 

龍泉洞

龍泉洞2

龍泉洞3

 盛岡で1泊した翌日はあいにくの雨でしたが、日本三大鍾乳洞の一つ「龍泉洞」へ行ってみました。盛岡からはバスで片道2時間半前後(2660円)と時間はかかりますし、バスの本数も少ないのですが、洞窟内部の様々な鍾乳洞、そして世界でも有数の透明度を誇るという水、そしてどこまで続いているのかまだまだ謎に包まれている圧倒的なスケールの地底湖など、素晴らしい景色が広がり、内部は10~15℃と、夏でも軽く一枚羽織らないと肌寒いくらいの気温です。ハッキリ言って写真ではその魅力の僅かしかお伝えできません。是非機会があれば足を運んで実際にその目で見ていただきたい場所です。

 龍泉洞は「恋人の聖地」だそうで、併設のカフェでは「初恋ソフト(350円)」なるものが販売されています。岩泉の飲むヨーグルトを使用したものらしく、いわゆる初恋の?「甘酸っぱい」味でとても美味です。ぜひお試しください。

 

わんこそば100杯

認定手形

 鍾乳洞見学のあと盛岡に戻り、もう一つやりたいことがありました。盛岡と言えばそう「わんこそば」です。一度はやってみたいですよね。

 盛岡駅の地下にある「やぶ屋」さんで食べ放題(3000円税別)にチャレンジしました。薬味やお刺身などがセッティングされ、かわいい給仕さんが横について「はいどうぞ~」と次々とそばを入れてくれます。目標を100杯にしていたので、「噛まない」 「そば以外を食べない」を意識してひたすら飲みます(多少は噛まないと飲むのもツラいです)。

 結果、見事に目標の100杯(30分程度)を達成し、認定手形をもらうことができました(その後ちゃんとお刺身と薬味もおいしくいただきました)。

 

 盛岡編いかがでしたでしょうか。盛岡では8月15日にクラスターC、そして10月8日には南部杯と、まだまだ大レースが控えていますし、盛岡からは日本の競馬界に多大な影響を与えた「小岩井農場」にも行くことができます。まだ盛岡に行ったことがないという方、是非訪れてみてください。

 最近の酷暑にやられている私は夏はちょっと遠征を休みまして、また秋に次回の場所へ訪れたいと思います。

 

競馬ブック M.M

 競馬があるところにはどこへでも足を運び、JRA、地方競馬場を踏破。2016年には香港にも遠征。JRAは勿論だが、地方競馬が大好物。ただ、馬券はド下手という致命的な弱点を持つ。どうしても競馬に関わる仕事がしたいと一念発起して、2017年競馬ブックに転職。業務で校正など、日々「日本語」と格闘中。