4回中山7日目11Rに行われた第64回GⅡオールカマーは1番人気に支持された昨年のダービー馬レイデオロが力強く差し切って優勝。同期の皐月賞馬アルアインとのクラシックホース対決を制し、2017年GⅡ神戸新聞杯以来となる勝利を挙げた。騎乗したC.ルメール騎手はGⅢ京成杯オータムハンデ、GⅡローズSに続き、3週続けてのJRA重賞勝利。管理する藤沢和雄調教師は5月のGⅡ京王杯スプリングCに続いて今年のJRA重賞4勝目となった。レイデオロは北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は㈲キャロットファーム。通算成績は10戦6勝。この結果、レイデオロは天皇賞(秋)の優先出走権を獲得した。

それではレースを京増TMに振り返ってもらいましょう。

 

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【展開・ペース】

 マイネルミラノが主導権を握り、前半1000m通過は60秒5。レース序盤のペースはそれほど速くはなかったが、6ハロン目から11秒7→11秒8…と11秒台のラップが続いたことで結果的に地力勝負になった。

 

パドックを歩くレイデオロ(撮影:yu~kun)テンションは高く、チャカついていたが、レースでは勝利をモノにした。

 

 

【レース分析】

 レイデオロはパドックで相変わらずうるさい仕草を見せていた。ただ、ドバイ遠征以来とは思えないほど馬体の張りは良く、本馬場入場の際の脚捌きは軽やか。先を見据えた仕上げではあったが、いい状態に映った。

レースはゲートを出ると中団につけて折り合いに専念。馬群の中で周りを囲まれるような形になったが、ジックリと構えられるあたりは、さすがルメール騎手といったところ。3~4コーナーでポジションを上げて直線に向くとアルアインの直後から馬群を抜け出してきた。そこからは2頭のマッチレース。最後は力で捩じ伏せるようにグイッと出て、秋緒戦を快勝。ダービー馬の貫禄を示した。

「追い切り後に“まだ100%ではない”と言いましたが、自信を持って乗りました。もう少し前につけたかったんですが、いつもスタートはゆっくりなのであの位置から。リラックスしていました。最後はアルアインがなかなか止まらず、レイデオロも反応が少し遅かったんですが、残り100mで彼の能力が出ました。次はもっと反応できると思います。目標のGⅠでは大きなチャンスがあります」C.ルメール騎手はコメント。それにしてもダービー馬と皐月馬の熾烈な追い比べは見応えがあった。レイデオロの次走の予定はまだ流動的だが、叩いた分の上積みは大きく、どこへ出走してきても素晴らしい走りを見せてくれるはずだ。

 

レイデオロの4代血統表

 

 アルアインも上々の仕上がり。レースではマイネルミラノを行かせて2番手をキープ。4コーナーで後ろを走るレイデオロには2~3馬身差をつけており、絶好の展開に持ち込めたが…。今回に関しては勝ち馬を褒めるべきだろう。アルアイン自身はマイル寄りの中距離ランナーに思え、レイデオロとは距離適性の差も結果に出たように感じた。

 

アルアイン(撮影:yu~kun)勝ち馬同様、海外遠征帰りだったが、力を示して②着。

 

 ③着のダンビュライトはスタートで後手を踏んだが、1コーナーに入るところで中団のインを確保。うまくリカバリーはできた。ただし、勝負どころの4コーナーで内からゴールドアクターミライヘノツバサガンコが前にいたことで動くに動けず、ここで仕掛けを待たされた。最後は同世代のクラシックホース2頭に3馬身ほど離されてしまったものの、着差ほどの力量差はないだろう。

text by 京増真臣/構成・藤原

 

 

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