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第24回 シルクロードS 回顧

 

2019年1月27日(日) 2回京都2日

 1番人気は2.0倍のダノンスマッシュ。続いてラブカンプーが4.3倍で2番人気。一桁人気はここまで。3番人気のアンヴァルで10.5倍と、巷の予想は2強といったところでしょうか。2年続けてこのレースで2着に来ているセイウンコウセイは5番人気でした。

 

 レースはダノンスマッシュが人気に応えてこのレース初優勝。京阪杯に続いて重賞連勝です。管理する安田隆行調教師といえばロードカナロア。このレースも2012年に勝っています。騎乗した北村友一騎手はこのレース初勝利です。それではレースラップへ。

 

 一言で言えばハイペースの差し有利。前半3ハロン33秒3は過去10年で最も速く、上がり35秒0は最も遅いです。ただ、外枠から果敢にハナを主張したセイウンコウセイが2番以下を引き離す形で、その後ろは一団。勝ち馬は離れた2番手を行くラブカンプーの直後でした。

 ダノンスマッシュは枠なりから好位のインで運んで抜群の手応え。直線に向いて外に出さなければ行けなかった分(この時に後ろにいたビップライブリーに迷惑をかけて制裁対象)、少し追い出しが遅れましたが、追撃態勢に入ってからの伸びは素晴らしく、完勝といえる内容。「前半はラブカンプーを見ながらレースを運びましたが、予想外に相手の反応が悪かったので外へ出しました」とは北村友一騎手。冷静でしたね。パドックでも迫力十分の馬体は一際目を引いていましたし、高松宮記念へ向けて視界は良好といったところでしょうか。

 2着には11番人気のエスティタートが入る波乱。ただ、前走の京阪杯でダノンとは0秒4差。過去には京都牝馬Sでミスパンテールと0秒1差の3着があるなど人気ほど力の開きはなかったということでしょう。レースはスタートで出遅れて後方から。坂の下りから外を通ってジワジワと追い上げて、直線もひと追い毎に伸びてきました。展開が向いたとはいえ、京都コースは上手に走りますね。

 3着には更に人気薄(12番人気)のティーハーフが入って、3連複は73,350円の高配当。今回も淀短距離Sと同じく直線に賭ける競馬。4角最後方からレース最速の上がり33秒7の脚を駆使して突っ込んできました。明け9歳ですが、まだまだ元気です。今後も展開次第では面白いでしょう。

 京阪杯では外枠が不利に働いたアンヴァルでしたが、今回はうまく中団につけてスムーズに運べました。惜しむらくは勝負どころで外からアレスバローズに来られたことで、早めに動かざるを得なかったことと、直線で少し前をカットされた点です。アレスバローズは外枠でもこの速い流れで折り合いがつきました。勝負どころで早めに動き出して、直線では一旦先頭。最後は甘くなりましたが、ハンデ57.5㎏を背負ってこの内容なら悪くありません。

 セイウンコウセイはトップハンデとペースを考えると厳しいでしょう。池添騎手の談話では今回から着用したブリンカーが効き過ぎたとのこと。スプリンターズS2着のラブカンプーはまさかのしんがり負け。仕上がりは悪くないように映りましたが、叩き上げのタイプだけに久々が良くなかったのかもしれません。あと、前と差がついたのはM.デムーロ騎手が最後は無理をしなかったためでした。

text by 小林  

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。