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第112回 京都記念 回顧

 

2019年2月10日(日) 2回京都6日

 今年で112回目を数える伝統の京都記念。中山金杯②着から臨んだステイフーリッシュが3.4倍で1番人気。2016年日本ダービー馬マカヒキ、2018年アルゼンチン共和国杯を制したパフォーマプロミスら有馬記念組、2018年宝塚記念3着ノーブルマーズが上位人気を形成。その他にも5番人気タイムフライヤー、6番人気ダンビュライトまでが一桁オッズで上位は拮抗していた。そんな中でレースを制したのはダンビュライト。管理する音無秀孝調教師は69個目のJRA重賞タイトルだが、このレースは初めて。松若風馬騎手もこのレースは初勝利。師弟コンビでの重賞勝ちは2017年きさらぎ賞アメリカズカップ以来2度目。それではレースラップへ。

 

  ノーブルマーズが行かず、意外にもハナはタイムフライヤーダンビュライトは仕掛けて2番手。良馬場だが、1000m通過1分3秒3は、重馬場だった昨年(1分3秒0)よりも遅い。スローペース。その分、時計がかかる今の馬場にしては上がりが速くなって前有利。ただ、向正面の1000m手前からブラックバゴが外から進出して、13秒0→12秒2とペースアップ。後半は持久力も問われる展開になった。

 ダンビュライトは仕掛けて前へ。序盤は離れた2番手でマイペース。向正面で外からパフォーマプロミスが来た時も慌てず騒がず。切れないが渋太い特性を目一杯生かして、2着馬の追撃を振り切る。

 ステイフーリッシュは道中は中団を追走して、終始勝ち馬を見る位置。直線で外へ。最後はクビ差まで詰め寄ったが、結果的には外を回った分の差とも。

 マカヒキケントオーは4角後方から大外を回って差のないところまで来ており、展開を考えると悪くない内容。特に前者は余裕残しの仕上げでプラス10㎏。次回は上積みが大きそう。

 パフォーマプロミスは好位のインでジックリと脚をタメる形。直線の立ち上がりではタイムフライヤーが内を嫌って外に進路を取ったことでスムーズに追い出せたが、最後は伸び負け。またしても別定57㎏では結果を出せなかった。

 3番人気のノーブルマーズは9着。押していったが、外が来るとすぐに控える。もともと行く気もなかった感じだが、予想以上のスローペースで折り合いを欠いていた。今日に関しては参考外。

 

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。