6月2日に東京競馬場で行われた第36回GⅢエプソムCは単勝5番人気のレイエンダが2番手から抜け出して優勝。騎乗したのは兄レイデオロの手綱を取り、日本ダービー、天皇賞(秋)制覇に導いたC.ルメール騎手。レイデオロレイエンダなど母ラドラーダの産駒を管理する藤沢和雄調教師にとっても嬉しい1勝となった。レイエンダは北海道安平町のノーザンファームの生産馬。馬主は(有)キャロットファーム。

 

それでは京増TMにレースを振り返ってもらいましょう。

ソウルスターリングは左前肢跛行のため出走取消

 

【展開・ペース】 ひとつ前の東京10R江ノ島特別は前半3ハロン35秒5というマイル戦ではスローな流れ。しかし、外を通って差し脚を伸ばしたアントリューズが勝利した。その直後から雨脚が強まったこともあってメインレースは各ジョッキーのポジション取りの判断が難しくなった。戦前はダノンキングダムが主導権を握ると考えていたが、3番手に控える形。替わってサラキアが押し出されるようにしてハナを切り、2番手にレイエンダが続く。前半1000m通過は63秒9という超スローペース。レースの上がり3ハロンは32秒9。結局は1、2番手が入れ替わったのみで、行った行ったの決着。

 

【レース分析】 レイエンダはチークピーシズを着用した効果か集中してパドックを闊歩。また馬体が引き締まっており、メイSを叩かれての上積みも大きかった。レースは積極的にポジションを取りに動いたことが勝因。鞍上の好判断が光ったね。それに雨の影響で高速決着にならなかったこともプラスに働いた。レイデオロの弟がついに重賞制覇。血統背景からも今後の活躍を期待したいところ

 

 

騎乗したC.ルメール騎手は「今日はとてもいいスタートを切って、絶好のポジションが取れました。道中も冷静に走ってくれましたね。最後は反応が良く、速い脚を見せてくれましたね。柔らかい馬場が心配だったんですが、スローペースで最後まで力が残っていました。チークピーシズを着けた効果で前回とは違いましたし、今日は100%の力を出して走ってくれました。いい血統ですし、能力は高いので今後も楽しみです」とコメント。今後もストレートに力を出し切れるようなら更に強力なメンバーが相手でも互角以上に戦えそうだ。

 

レイエンダの4代血統表

 

 サラキアは6キロ馬体が増えてフックラと見せていたし、新陳代謝が良くなるこの時季に調子を上げてくるようだ。丸山騎手の積極的な騎乗が正解で展開の恩恵があれば、これくらいは走れるだろう。同じ日に行われた牝馬限定のGⅢマーメイドSには登録すらしておらず、ここに狙いを絞った陣営の判断も正しかった

 ソーグリッタリングはパドックでは落ち着きがあって好気配。前を射程圏に入れたポジションでレースを進めたが、このレース上がりでは③着まで追い上げるので精一杯。

 

 

 ミッキースワローは馬場の巧拙もあっただろうが、今回に関しては展開不向きで末脚不発。本命に推したアップクォークはマイルを使った後で、行き脚がつくだろうと考えていたが、スタートで立ち遅れて万事休すブレスジャーニープロディガルサンは馬場の内目から追い上げを図ったが、直線でサラキアの通った馬場の五分どころより内は伸びづらいコンディション。その影響もあって差を詰め切れなかった。

 

                                 text by 京増真臣

 

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