6月9日に東京競馬場で行われた第36回GⅢエプソムCは単勝5番人気のレイエンダが2番手から抜け出して優勝。騎乗したのは兄レイデオロの手綱を取り、日本ダービー、天皇賞(秋)制覇に導いたC.ルメール騎手。レイデオロ、レイエンダなど母ラドラーダの産駒を管理する藤沢和雄調教師にとっても嬉しい1勝となった。レイエンダは北海道安平町のノーザンファームの生産馬。馬主は(有)キャロットファーム。
それでは京増TMにレースを振り返ってもらいましょう。
【展開・ペース】 ひとつ前の東京10R江ノ島特別は前半3ハロン35秒5というマイル戦ではスローな流れ。しかし、外を通って差し脚を伸ばしたアントリューズが勝利した。その直後から雨脚が強まったこともあってメインレースは各ジョッキーのポジション取りの判断が難しくなった。戦前はダノンキングダムが主導権を握ると考えていたが、3番手に控える形。替わってサラキアが押し出される
【レース分析】 レイエンダはチークピーシズを着用した効果か集中してパドックを闊歩。また馬体が引き締まっており、メイSを叩かれての上積みも大きかった。レースは積極的にポジションを取りに動いたこと
騎乗したC.ルメール騎手は「今日はとてもいいスタートを切って、絶好のポジションが取れました。道中も冷静に走ってくれましたね。最後は反応が良く、速い脚を見せてくれましたね。柔らかい馬場が心配だったんですが、スローペースで最後まで力が残っていました。チークピーシズを着けた効果で前回とは違いましたし、今日は100%の力を出して走ってくれました。いい血統ですし、能力は高いので今後も楽しみです」とコメント。今後もストレートに力を出し切れるようなら更に強力なメンバーが相手でも互角以上に戦えそうだ。
サラキアは6キロ馬体が増えてフックラと見せていたし、新陳代謝が
ソーグリッタリングはパドックでは落ち着きがあって好気配。前を
ミッキースワローは馬場の巧拙もあっただろうが、今回に関しては展開不
text by 京増真臣
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。