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第24回 ユニコーンS 回顧

 

 6月16日に東京競馬場で行われた第24回GⅢユニコーンSは単勝3番人気のワイドファラオが主導権を奪うと最後は追い比べを制して優勝。初めてのダート出走ながら勝利し、GⅡニュージーランドTに続いて重賞連勝を達成した。騎乗したのは初勝利時にコンビを組んでいた福永祐一騎手。管理する角居勝彦調教師はこれが今年のJRA重賞6勝目。ワイドファラオは北海道新ひだか町・フジワラファームの生産馬。馬主は幅田昌伸さん。

 

それではレースを振り返っていきましょう。

サトノギャロスロードグラティオは競走除外に。

 

【展開・ペース】 前半3ハロン33秒9は過去10年の当レースでも最速ラップで、脚抜きのいい馬場状態を考慮しても速い流れ。ただ、この日のダートは直線一気の追い込みも見られず、結果的から見てもスピード競馬への対応力、適性が問われるようなレースになりました

 

【レース分析】 優勝したワイドファラオ(3番人気)は最内枠から先手を主張して、砂を被らない形に持ち込んだ好騎乗+芝でGⅡを勝っているスピードが生きる馬場状態が勝因でしょうが、決して楽ではない展開になった上に、他馬より重い57キロを背負いながら、勢い良く伸びてきた②着馬に交わさせなかったのは地力があればこそでしょう。

 

 

 騎乗した福永祐一騎手は「最内枠だったので、スタート次第で行くか控えるか決めるつもりでした。あのスタートを切れたら控えてリズムを崩す必要はないですからね。ただ、4コーナーを回った時の手応えはひと息で、不安もありましたが、直線で並んだら渋太さを見せてくれました。距離に関しては1600mがギリギリかもしれませんが、初ダートで重賞を勝つのは難しいことですし、今後は更に大きな舞台で活躍してほしいです」とコメント。今後は乾いたダートで砂を被った時がどうかですが、先に向けて選択肢が広がったことは確かですし、次走以降の動向からも目が離せませんね。

 

ワイドファラオの4代血統表

 

 ②着デュープロセス(2番人気)は中団の位置から上がり最速で伸びて③着馬には5馬身差。勝ち馬の渋太さを称えるしかないようなレースぶりでしたし、ダートのマイル以下なら馬場状態を問わないことも確認できました。今後、距離を延ばした際は未知数ですが、まだ適条件では底も見えていません。

 ③着ダンツキャッスル(6番人気)は先手を取れず、好位追走から直線では一旦、後退しそうな感じでしたが、そこから盛り返すように脚を使って馬券圏内を確保。控える形でのGⅢ③着は評価できますし、1800m以上で主導権を握ればパフォーマンスが上がることも想像できます。逆に④着ヴァニラアイス(8番人気)は4コーナーの手応えほどは伸びず、こちらは距離を詰めれば狙い目になります。意外なほど伸びてこなかったのが1番人気で⑦着のデアフルーグですが、こちらは過去4戦がすべて良馬場のダート。現時点での馬場適性の差が出た可能性があります。尚、同じ日の3歳以上2勝クラスは54、52キロの3歳馬がワンツー決着で時計は1分36秒4でしたから、単純計算だと⑥着アシャカトブまでは次走、自己条件に出走してくれば、首位候補と考えられます。勿論、メンバーや舞台設定にもよりますが。

 

                                 text by 五十嵐友二

 

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。

 
 

 
 
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