2019年10月26日(土) 4回京都8日

 前半3ハロン34秒6はG2の1400m戦だと特に速いわけではないが、この日はとにかく時計のかかる馬場だったし、結果的に外差し競馬になったことを考えるとタフな流れだったといえる。勝ったダイアトニックは外枠が心配されたが、逆に馬場のいい外めを回れた。馬体重の増減はなく、仕上がりは良好。直線は手前を替えると外へ内へと若さを見せて、一旦は②着馬に離されかけたが、それを上回る切れ味。これで京都1400mでは5戦5勝と負けなし。しっかりと賞金を加算できたことは何より。

 モズアスコットは昨年に続いてハナ差に泣いた。こちらも馬場のいい外めを通ってスムーズな競馬ができている。勝ち馬にマークされたとはいえ、自身は完璧な競馬ができたと思うだけに、その上を行く馬が一頭いたということだろう。最大目標を次と考えると決して悪くない。マイスタイルはパドックでうるさい面を見せていて、レースでは中団で力んでいたぐらい。前走から一気に距離が短縮した点は、まったく問題なかった。こちらも馬場の外めを回り、直線は外からきた②着馬と一緒に伸びてきた。

 グァンチャーレの道中は中団の中ほど。直線に向いて一瞬前が詰まったのが痛かったが、内に切り替えしてジワジワと伸びている。1400mでうまく脚をためて運べたし、休み明け緒戦としては好内容。5番人気のアマルフィコーストは⑩着と大敗。好位の後ろでレースを進めたが、直線は伸びを欠いた。牡馬重賞級が相手だったこともあるが、もう少しいい馬場で走らせたい。

 

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。