10月26日に東京競馬場で行われた第8回GⅢアルテミスS(芝1600m・2歳牝馬・定量)は単勝1.3倍と圧倒的な支持を集めたリアアメリアが楽々と差し切って優勝。これでデビューから2連勝。2歳女王候補に名乗りを挙げた。鞍上は川田将雅騎手。管理するのは栗東・中内田充正調教師。リアアメリアは北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)シルクレーシング。

 

それでは、京増TMにレースを振り返ってもらいましょう。

 

 

【展開・ペース】 ハナを奪ったのは好スタートを決めたビッククインバイオ。前半の4ハロンは48秒4とスローペース。注目を集めたリアアメリアは、ゆっくりとゲートを出て後方に陣取った。

【レース分析】 当日のリアアメリアの馬体重は482キロ。デビュー戦よりも20キロ増。関西馬で、肉眼で見るのは初めてだったが、まったく太め感がなく、すべて成長分と思わせる体つき。返し馬では、四肢の可動域が広く、弾むようなフットワークを見せた。新馬戦と同様に道中は行きたがる面があったが、GⅠの阪神JFや桜花賞は、自ずとペースは上がる分、この点はそれほど心配しなくていいだろう。レースの上がり3ハロンが33秒7と、後ろにいたこの馬にとっては不向きな展開でも豪快に差し切って、着差以上に強い勝ちっぷり。大物感が漂い、クラシックが楽しみだ

 

リアアメリアの4代血統表

 

 「輸送などを含め、いろいろなことを経験できました。どうしても進み過ぎてしまうところのある馬ですが、今日は遅いペースのなかでも、この馬なりに辛抱して走れていたし、いい経験ができました。思ったほど差はつきませんでしたが、現状としては十分な競馬をしてくれました。プラス20キロは成長分です。一気に増えた分、動きづらいところがありましたが、次は成長を伴って動きやすくなると思います」川田将雅騎手。

 

直線に向き、外から豪快に差し切ったリアアメリア(撮影:yu~kun)

 

 サンクテュエールも初戦より12キロの馬体増。ただ、こちらも太かったわけではなく、成長分と見ていいだろう。確かに勝ち馬は強かったが、逃げ粘るビッククインバイオをきっちりと交わして②着。しっかりと賞金加算はできた。スタート後にジワッとポジションを上げて2番手で折り合えたように、レースセンスの良さが光る。

 

 

 ビッククインバイオは、これがデビューから5戦目。豊富なレース経験と、展開の恩恵を生かして健闘したが、良馬場が回復したことでディープインパクト産駒である2頭の決め手に屈したね。現状は左回りの方が走りがスムーズにも映る。④着はラインオブダンス「まだ若いですね。でも、いい馬なので、これから良くなると思います」M.デムーロ騎手は初めての騎乗だったが、資質の高さを感じた様子。前走のようなモタれたりする面を見せなかった点で収穫はあった。

 

 

 

                                 text by 京増 真臣

 

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。

 
 

 
 
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