5月31日に東京競馬場で行われた第87回GⅠ日本ダービー(芝2400m・3歳・定量)はコントレイル(単勝1番人気)が優勝。デビューから土付かずでのGⅠ皐月賞、日本ダービーの二冠制覇は父であるディープインパクト以来15年ぶり、史上7頭目の快挙。偶然ではあろうが、3枠5番は父のダービー制覇時と同じ枠順だった。新馬戦で手綱を取り、ホープフルSから再びコンビを組んでいる福永祐一騎手、管理する栗東・矢作芳人調教師はともに2度目の日本ダービー制覇となった。コントレイルは北海道新冠町・(株)ノースヒルズの生産馬。馬主は前田晋二さん。
それでは、レースを振り返っていきましょう。
【展開・ペース】 大外枠でしたが、GⅠ皐月賞でも果敢に先行したウインカーネリアンがハナを切り、スタートを決めたコルテジアが2番手に付けたのは予想通り
【レース分析】 コントレイルはパドックで落ち着きがあり、脚取りは実にシャー
「スタートして少し流れに乗せました。道中のペースが流れず途中で横山典弘騎手(マイラプソディ)が来るだろうと。やはりという感じでしたが、うまく対応することができました。2番手の馬の後ろを取れたことが一番大きかったですね。抜けると、どうしても遊んでしまうので直線では追い出しを待ったのですが、まだ集中し切れなかったです。その点が今後の課題ですが、逆に言えば遊びながらもダービーを勝ってしまう優秀な馬。底の見えない、ポテンシャルの高さを感じました。コントレイルがいい走りを見せて、5戦目をいい形で終えれて良かったです」と福永祐一騎手はコメント。同じように無敗で2冠を達成した父ディープインパクトは飛ぶように府中の直線を外から突き抜けましたが、コントレイルも遊びながらもダービーを勝ってしまうのですから、その能力は底が知れず。日本ダービー号の週刊競馬ブックでも書きましたが、やはりコントレイルはディープインパクトの後継馬となる存在でしょう。
サリオスは当日の馬体重がマイナス8キロ。この中間、追い切りを強化したことで馬体がグッと引き締まり、叩いた上積みは
ヴェルトライゼンデは池江泰寿師のコメント通り、GⅠ日本ダービーを最大目標とし、前走より
text by 京増 真臣
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。
【データ泣き笑い】〇前走クラス・・・勝ち馬は前走、皐月賞で①着、②着馬は前走、皐月賞②着、③着馬は前走、皐月賞➇着(4番人気)と皐月賞組が馬券圏内を独占した。連対した2頭は皐月賞組の買える条件を満たしており、来年以降も連対馬を導く上で上記の条件は使える。 〇レース間隔・・・ディープインパクト記念弥生賞以来の実戦だったワーケアは➇着。やはり休み明けは割引が必要となる。 |