7月17日(日曜)に函館競馬場で行われた第58回GⅢ七夕賞(芝2000m・3歳以上・ハンデ・雨・重馬場)はハヤヤッコ(単勝7番人気)が早めに前を捉えて抜け出し、押し切って優勝。騎乗した浜中俊騎手、管理する美浦・国枝栄調教師とも当レースは初勝利。ハヤヤッコは北海道安平町ノーザンファームの生産馬。馬主は金子真人ホールディングス㈱

 

それでは、レースを振り返っていきましょう。

 

 

▲レース動画はコチラをクリック

 

【展開・ペース】 内のジェネラーレウーノを交わし、レッドライデンが先手を奪いました。主導権を握ってからも極端にペースを緩めることはせず、前半3ハロンを35秒3で通過。これは同日、芝1200mで施行された12R湯の川温泉特別の前半3ハロンと同じ。いくら重賞とはいえ、2000mとしてはかなりの急流。結果は先行勢が壊滅し、序盤から後方で脚をためた組が台頭しました。

 

 

【レース分析】 降り続いた雨の影響により、この日の函館芝コースは水準より3秒以上タイムがかかる悪路に。まさに巧拙の差が出るタフなコンディションとなりました。ハヤヤッコ(7番人気)は1番ゲートを生かして、序盤から内ラチ沿いをロスなく運ぶことができました。ペースは非常に速く、3コーナー付近で逃げるレッドライデン、2番手を進むジェネラーレウーノが急激に失速。そんな展開の中、好位のインから抜け出して押し切りました。確かにパワー優先の特殊な馬場が味方した感はありますが、57キロのハンデを背負っていたことも考え合わせると誇れる内容です。

 

 

「函館競馬が最後で勝ちたいレースを勝てて良かったです。返し馬から調子の良さを感じました。内枠だったし、取りたいポジションを取れました。先頭に立ってからも渋太く粘ってくれました。外から②着馬が迫ってきましたが、そこからまた頑張ってくれましたとレース後に浜中俊騎手はコメント。ハヤヤッコは3年前のGⅢレパードSを勝っており、これで芝・ダート両方の重賞ウィナーに。そのレパードSは8月の施行。夏場は滅法走るタイプのようです。次走は来月のGⅡ札幌記念の予定。毎年、豪華メンバーが集う一戦ですが、再び馬場が悪化するようならアッと言わせるシーンがあって驚けません。

 

ハヤヤッコの4代血統表

 

 マイネルウィルトス(1番人気)はスタートがゆっくりだったため序盤は最後方を進みました。それでも、3コーナー手前で仕掛けると前を走る馬たちをごぼう抜き。手応えが悪くなる馬たちと明らかに進み方が違っており、このあたりは高い道悪適性の成せる業といったところでしょうか。直線に向くと勝ち馬に迫りましたが、最後は伸びが鈍って②着。それでも、後続は3馬身離した点は立派。勿論、良馬場でも力発揮に支障はなく、重賞制覇は時間の問題ですね。③着はスカーフェイス(4番人気)。悔やまれるのは3コーナーからの進路取り。前の馬が早々に下がってきたため、進路が塞がるリスクを回避し、外へ持ち出すことに。ロスを抑えて進み、直線に向けていれば②着との着差は詰まっていたはずです。

 

 

 サンレイポケット(3番人気)は手応え良く、3~4コーナーをパスし、3番手まで押し上げることに成功。反応の鈍さを見せなかったあたりは今回、着用したブリンカーの効果と考えていいでしょう。しかし、直線に向いてからはもうひと伸びできず⑤着止まり。このあたりは馬場適性の差が出た印象です。2番人気アラタは⑥着。鞍上が促しても反応が鈍く、ジリジリとしか伸びませんでした。道悪実績のある馬ですが、洋芝の道悪はまた勝手が違うのでしょう。順調に乗り込みを消化し、状態はかなり良さそうでしたから疲れをケアし、次走での巻き返しに期待します。

 

 

 

      text by 藤原 有貴

 

 

 

 

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。

 

 

 

 

 

研究ニュースネット新聞の紙面がご覧いただけます!
下記リンクをクリック
 
 
研究ニュースネット新聞ご購入はコチラをクリック!
 
 

 
 
※記事中の写真は競馬ブックネットSHOPで販売中!
詳しくは写真かチラをクリック!
 
記事中の写真・紙面の無断転載、複製禁止