2023年4月16日(日) 2回阪神8日
この日は晴れでしたが、前日の雨の影響が残り、ダートは不良馬場でスタート。メインは重馬場で行われました。前半35秒5、47秒5─後半50秒1、38秒0のハイペース。予想通りプロミストウォリアがレースを引っ張ります。ただ、メイショウカズサもぴったり張り付いて並走する形。4角から徐々に後続を引き離しにかかり、直線で抜け出します。さすがにラストは13秒3と要して詰め寄られましたが、渋太い粘り腰で5連勝を達成。「直線では苦しくなったけど、交わされる感じはしませんでした」と鮫島克駿騎手。前が止まらない馬場ではありましたが、速いペースで運んで、初めて背負う59㎏を克服した点は評価できますし、ラップ的には2021年のテーオーケインズレベルです。
②着はデータ室の◎ヴァンヤールでした。道中は中団の前を追走。荻野極騎手が「前がかなり流れていたなかでも、この馬自身はリズム良く運べていましたし、ラストもしっかり脚を使えました」と語っているように、直線外から一完歩毎に差を詰めて、重賞にもメドを立てました。キングズソードはテンに出していってポジションを確保しようとしますが、周りが速いとみるやすぐに方向転換して、後方で脚をためる形。向正面から直線に向くまでインぴったりをロスなく立ち回り、直線も内から脚を伸ばして③着。上がりはメンバー唯一の36秒台。「もう少し内の枠だったなら、もっと際どかったと思います」と岩田康誠騎手。カフジオクタゴンは勝ち馬をマークする形。勝負どころで外に出して前を捉えにかかります。直線で勝ち馬に突き放され、後続にも差されてしまいますが、強い勝ち馬を負かしにいって掲示板確保は地力の成せる業でしょう。
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。