2025年1月26日(日) 1回中京9日

 昨年まで東海Sの名称で行われていたが、今年からプロキオンSとして施行。ただ、1月の中京ダート1800mといった設定に変わりはない。今年は前半37秒2─中盤36秒1─後半37秒3のミドルペース。11秒8を含む中盤は例年と比べると速い。そんな中でサンデーファンデーは3角から強気に仕掛けていった。「風があったので、1~2角はあまり上げないようにして、3角からペースアップ。少々のペースで行っても簡単には止まらない、持久力のある馬だと思っていました」と鮫島克駿騎手。テン乗りだったが、持ち味を生かした好騎乗だったと思う。1枠不利のデータを覆し、最後はサンライズジパングの追い上げを凌いで嬉しい重賞初制覇。

  サンライズジパングはスタートは五分に出たが、出脚が鈍く、押して叩いて中団から。終始馬群の外を回るロスの大きな競馬に。「内を捌いていけるタイプではないので外を回る形になりました」と坂井瑠星騎手。トビの大きな馬で仕方ない面も。手前の替え方もぎごちなく、それでいてアタマ差まで詰め寄るのだから、力があるし、まだ強くなる。ドゥラエレーデは勝ち馬の後ろから。3角でペースを上げた勝ち馬に一旦離されたが、直線で前2頭の外に出してアタマ、クビ差まで追い上げた。以前は揉まれ弱さがあったが、2戦続けて内を捌いて脚を伸ばしたように、もう本物と考えていいだろう。2番人気のオメガギネスはスタートで躓いたが、うまくリカバーして2番手。4角での手応えも悪くなかったが、前を行く勝ち馬を捉えられず、最後は後ろの馬達にも差された。間隔を開けてデキは良さそうだったが、伸び切れず。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。