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小倉2歳ステークス 回顧

 2017年9月3日(日)2回小倉12日11R 第37回 小倉2歳ステークス(G3)は武 豊騎手が操るアサクサゲンキが優勝。管理する音無 秀孝調教師は、このレース3頭出しで見事に結果を出しました。それではレースラップです。

今年 1:09.1(11.8 – 10.2 – 11.3 – 11.6 – 12.0 – 12.2)

平均 1:08.1(11.8 – 10.3 – 10.9 – 11.4 – 11.6 – 12.1)

 2ハロン目がピークで前半が極端に速く、あとは落ちる一方といったラップ構成は例年と変わりありません。今年はテン2ハロン目が10秒2と平均より速く、その結果、例年以上に上がりがかかって差し馬が台頭する形になりました。アサクサゲンキは1番人気のモズスーパーフレアを目標にしての立ち回り。全体時計は平凡ですが、このペースで先行して1馬身1/4抜け出す内容は評価していいでしょう。

 2着アイアンクローは中団から徐々にポジションを押し上げて、4角では先団の直後。うまく立ち回りました。バーニングペスカはスタートで出負け。初戦と違って控える競馬になったことで馬は行きたがっていましたが、馬込みで我慢して直線で脚を伸ばす競馬ができた点は収穫。2番人気のヴァイザーは、3カ月ぶりでプラス12㎏でしたが、仕上がりは良好。レースでは4角でブレーキ、直線に向いて外の馬と接触するなどスムーズさを欠きました。それを挽回しての0秒3差4着ですから負けて強し。

 音無厩舎の他の2頭はイイコトズクシが5着。後方からコーナーワークで差をつめて、直線もジワジワと脚を伸ばしました。内枠を生かして現状の力は出し切ったと思います。1番人気のモズスーパーフレアは7着。道中は2番手で行きたがるのをなだめながら。速い流れの上に勝負どころでは勝ち馬からプレッシャーを受けて息が入りませんでした。

 同じ日の1R2歳未勝利戦が1分9秒0。2着ラブカンプーは新馬戦でバーニングペスカを追い詰めた馬。後続には5馬身差ですから、勝ったアンヴァルと共に1Rの2頭の名前も憶えておきたいですね。

text by 小林 

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。