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デイリー杯2歳S レース回顧

第52回 デイリー杯2歳ステークス(G2)

 優勝はKitten’s Joy産駒のジャンダルム。日本では2017年エプソムCのダッシングブレイズに続く産駒2頭目の重賞勝ちとなりました。母はスプリントG1を2勝したビリーヴ。これまでファリダット、フィドゥーシアなど重賞であと一歩のところまで来る馬はいましたが、兄姉に先駆けての重賞勝ちとなりました。鞍上のA.アッゼニ騎手もJRA重賞初制覇です。調教中の怪我で休養した武豊騎手の代打を見事に果たしました。それではレースラップへ。

1:36.3(12.6 – 11.0 – 12.1 – 13.0 – 12.3 – 12.4 – 11.6 – 11.3)

 内回りと外回りの違いはありますが、当日の3R 2歳未勝利が同じ芝1600mでした。走破時計は1分34秒5。比べると全体で1秒8遅く、こちらは道中に13秒0のラップがある中緩み。ラスト3ハロンは12秒4 – 11秒6 – 11秒3と加速ラップになりました。底力はあまり問われず、折り合いなどレース運びや一瞬の切れが重要でした。

 レースは先行すると思われたロードイヒラニが出遅れ。好スタートからもう一頭の先行馬カクリョウがハナを切ります。これにメガリージョンが掛かり気味に並びかけていきますが、2ハロン過ぎにズルズルと後退。結局、レース後に右第1趾骨粉砕骨折が判明。そのまま予後不良となってしまいました……。

 ジャンダルムはスタートひと息。向正面で故障馬のアオリを受けましたが、それ以外は馬群後方の内でジッと脚を溜めていました。直線はインから馬の間を鋭く伸びてきて、ペースを考えると完勝でした。カツジは前から少し離れた2番手でレースを運んで、そのまま直線へ。流れも向いて押し切るかと思われましたが、追い出すと外へ外へモタれて差し切りを許してしまいました。ただ、3着との2馬身半差は決定的な差でしたし、若さを見せながらも2着は能力の証でしょう。

 6月以来のレースとなったケイアイノーテックはプラス22㎏。乗り込み量は十分。追い日には51秒5、37秒1、24秒3、12秒0と、朝一番でジョッキー騎乗とはいえ速い時計が出ていました。ほぼ成長分と考えていいでしょう。スムーズに折り合っていましたし、直線もジワジワと伸びてきましたが、上位2頭とは決め手の差が出てしまいました。新潟2歳Sを制して1番人気で臨んだフロンティアは4着。序盤は力んでいましたし、向正面では故障馬のアオリをまともに受けました。ただ、それにしても直線の伸びは案外。勝負どころでの反応がイマイチだったように休み明けの影響も少なくなかったかと。次、もう一度真価を問われることになりそうです。

text by 小林 

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。